エッチな召喚士の変態的召喚論
RYOMA
俺は嫁を召喚する
第1話 何でもいいわけじゃない。
冒険者になって早一年、経験ポイントが貯まり、レベルが10へと上昇した。やっとだ・・やっと特殊ジョブへと転職できる。
冒険者はすべて初期ジョブから始まる。冒険者を見守る、女神ラミュシャと冒険者の契りを結び、戦士、プリースト、メイジ、シーフ、ハンターから最初のジョブを選択して、最低でもレベルを10まで上げる必要がある。レベルが10になると二次職と呼ばれるジョブを選択することができるようになるのだが、そこに、俺が冒険者となった目標があった。
召喚士・・俺がなるべく職業である。
なぜ、俺が召喚士を目指したか、それを説明するには幼少の時からの話をしなければいけないだろう。
最初にそれに気がついたのは8歳の時であった。俺の住んでいる村に、冒険を生業にしているテイマーがいた。彼はモンスター連れて歩いていたのが、そのモンスターがキャットピープルという女性型モンスターだった。
最初の衝撃は、村の近くの滝での出来事である。俺は朝早くに、水汲みの為にその滝へとやってきていた。普段ならもう少し遅い時間に水汲みをするのだが、その日は何故か早く起きてしまい、早めにやってきていた。
そして・・朝早い時間の滝にいたのは、全裸のキャットピープルの姿であった。普段はモンスターなのだが女性の姿をしていることもあって、ビキニのような薄い衣服を着用していた。だが、そこで水を浴びているのは、見事に全てをさらけ出した獣人の女性の姿である。大きな乳房と、局部が丸見えなのだけど、その時、俺がクギ付けになったのは、尻尾の生えた生尻であった。
ひどく胸がドキドキする・・獣の尻尾が、女性の艶やかな尻からにょきっと生えている姿に妙な興奮を覚えた。妖艶な裸体は、獣の部分と人肌の部分が入り混じり、妙な色気を感じる。
性的な感情にまだ、完全には目覚めていなかった俺は、どうすればいいかわからなかった。ただモジモジと、そのキャットピープルをドキドキしながら見つめていることしかできなかった。
この時は、得体の知れない興奮に翻弄されたが、それから三年後・・俺も11歳になり、もはや、あんなことや、そんなことな知識が入ってきていて、まさに自他共に認めるエロガキに成長していた。
そして、いつものように、村にある温泉宿の露天風呂を覗きに行った時、その衝撃的な光景に、いつもの何倍もの興奮を感じた。
全裸のマーメイドがいたのだ・・
マーメイドは温泉に入り寛いでいた。見た目からわかるほどに柔らかそうな大きな胸を湯船につけながら、その魚のような尻尾をゆらゆらと揺らしていた。マーメイドの局部がどんなものかは理解できなかったが、魚と女体の境目に、妙な興奮を覚える。触りたい・・抱きしめたい・・子供ながらすでに性の目で、そのマーメイドを見つめていた。
それからさらに二年が過ぎ、俺は13歳になっていた。もう、この時には、エロガキからヘンタイへとジョブチェンジが完了している。村では危険人物としてマークされ、村の女はすべて、俺を見ると逃げていくまでになっていた。
そんな時、俺の人生を決める出会いをしてしまう。それは最高にエロいモンスターとの出会いであった。
サキュバス・・彼女は俺を妖艶な瞳で見つめていた。ほとんど裸じゃん、そう思うほどの露出度の高い衣装に、人間では出せない色気のあるその姿・・まさに性の象徴であった。だけど俺が最も興奮したのは、その背中から生えた翼と、美しいラインの肩甲骨の接合部分であった。あの美しい体から、あんなコウモリのような翼が生えている・・それだけで、今晩のおかずは決まったようなものであった。
それから俺は調べた。どうやったら、あんな美しいモンスターを自分のものにできるか・・そこでたどり着いたのが召喚士であった。
そう、俺はモンスターに如何わしいことをする為に、召喚士になるのである。
「ジンタ、そろそろ街に戻るよ」
そう声をかけてきたのは、同じ冒険者ギルドの仲間の女戦士のリュカーであった。俺と同じ16歳だが、すでにその体は女の色気を出し始めている。だけど俺はすでにモンスターにしか性的な感情が芽生えなくなっていたので、彼女をそんな目で見ることはなかった。
「ジンタのレベルが10になったから、早く戻って、女神ラミュシャの祭壇に行かないといけないな。これでうちのギルドも戦力アップだ」
このパーティーのリーダーをしていたロンドベンがそう話す。ロンドベンはヒューマンの男で、二次職の騎士であった。まあ、ヒューマンの男ってのは、俺の最も興味のない生き物なので、彼の発言にも興味は無かった。
「あのジンタが二次職か・・そりゃ時も経つってものだね」
キュラムは、先日、二次職のウィザードに転職したばかりの幼いエルフであった。エルフの女はギリ、アウトである。俺の逸物は反応しない。まあ、キュラムは子供っぽい姿なので、そもそも対象外ではあるけど。
「それでジンタ、二次職は何になるか決めてるのか」
そう聞いてきたのはハイシーフのロッキンガンである。もちろん野郎なので興味がない。
「召喚士だ」
俺が短く答えると、パーティー全員が驚きの声を上げる。
「それは本気かジンタ。召喚士はちょっとクセが強すぎるぞ」
「やめとけ、召喚士は茨の道だぞ」
「ふっ・・そんなのは承知している。俺には俺の考えがあって召喚士を選んだんだ・・」
そう、俺は召喚した女性型モンスターとエロいことをする為に、絶対に召喚士にならないといけない。その考えを曲げることはない。
「そうか・・やめとけとか言ってすまなかったな。そうだよな、お前も何か強い意志があってそう決めたんだろうな・・」
ロッキンガンは何を勘違いしたのか、真剣な顔でそう言ってくる。確かに強い意志ではあるが、それはエロいことだ。
他の仲間も、俺に何かすごい事情があって召喚士になると思ったようで、それ以降、反対する意見を言う奴はいなかった。
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