優:母「おはよう…大丈夫優？」

優「大丈夫大丈夫、まだ頭ん中こんがらがってるけど……、」

優:母「それ大丈夫じゃないわよ……、」

優「とりあえず学校は行くよ…昨日のこと詳しく知りたいし、事情聴取されてもありのままのこと言うだけだし……、」

優:母「良かった…意外と落ち着いてるのね……お母さん心配したんだから……、」

優「…じゃあ今日ぐらい休ませてよ、気持ちの整理がつかないんだよ…、」

優:母「今日だけは必ず行きなさい！」

優「心配してんのかしてないのか分かんないよ……、」

優は朝ごはんを見つめながら呟く。

AM06:30＿＿

優「行ってきます…、」

優:母「行ってらっしゃい！気を付けて行くのよ！」

優「ふぁーい……、」

優はあくびをしながら後ろに向かって手を振った。

優(……八木の母ちゃん…大丈夫かな……？……大丈夫じゃないよな……、)

優は八木の母親の心情を察して近付かないようにしていた。

潮彩高校校門前＿＿

AM06:50＿＿＿＿＿＿

優(今日くらい休校にしてくれよな……まだ頭ん中整理がついてないのに……、)

優はなるべく昨日のことを思い出さないように昇降口に向かった。

カレン「田城くん！」

優「！…水嶋？」

目の前から不安な表情を浮かべながら水嶋が歩み寄ってきた。

カレン「……おはよう……あの…昨日のこと…その……、」

優「大丈夫だよ……水嶋の方は？」

優は水嶋の前では努めて明るくいようとした。

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