第4話

今日も電車に乗る。昨日は何故か美少女に見つめられたし、今日も何かあるのかな、ってそれはラブコメ展開!?


ホームに入ると普段とは見慣れない201系が止まっていた。そう、221系の代走だ。思わず写真を撮る


「ご乗車ありがとうございます、快速のJR灘波行きです。本日は大阪環状線内での車両トラブルの影響で車両が変更されて運転致します。この電車にはお手洗いはございません。ご迷惑をかけましてお詫びします。」


車内に入ると、いつもと違い全部の座席が埋まっていて、たってる人は数人だった。

俺の後に乗り込んできた、昨日の美少女はまた俺の近くに立っていた。


電車が動き出す。高田とJR五位堂との間は結構の距離がある。そのため80㎞ほどだす。

制限が解除されたな~と思っているその瞬間、

「ピピピピピピピピピピ―」

「パシャ~ン!」


「防護無線!?」

条件反射の様に叫んでしまう。

美少女はこっちをみる。


電車が停まる瞬間、美少女は俺にしがみついて二人で転けそうになった。俺はつり革を咄嗟に掴み、転けるのを防いだ。


「うぅ…。ごめんなさい。怖くて…。」

美少女は何故か泣きそうになってこっちを上目遣いで見ている。ヤバい、萌え死ぬ。


「あのぉ~、大丈夫?」 

またまたヤバい。乗客の10分の1はこっち見ている。


よく見たらこの美少女、うちの学校の制服を着ている。


少し落ち着かしたら事情を説明してくれた。

「一回人身事故を受けるところを見ちゃって、それからトラウマなんです…。」


「まぁ、あれはトラウマになりやすいわな。」

実は俺も人身事故が発生するところを見たことがある。そのときもなんか顔面蒼白になった人を助けたことがあったな。







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