第15話 ずぶずぶと。
世間がなんとなく普通の流れに戻りつつあるなか、どんどんズブズブと深みにはまっていってる我が家です。
アニキのみならず、妹までもが学校にまったく行かない事態…どうしたものか。
アニキの場合は相変わらずのトラウマだろうと思われ。件の暴力教師がもう10年近くにもなるのにまだ異動せずに存在するという事実。
一年以上経つのに声聞くだけで吐き気がする、てかなりなもんやと思うよ。
心の問題って、ほんとに根深いもんなんやね。
職場が精神病院なもんで、なんとなくは分かってたけど、身内のこととなるとほんとにびっくりするくらい根深くて驚きます。
それでも、今年の先生も週2回は欠かさず会いに来てくださるし、学校だけでなく広い目で見て彼の居場所とか存在意義とかを考えていただいているよう。
そういうのは伝わるみたいで、彼も少し心を開いているみたい。
それがいい方向にむけばなー。
なんとなく、私自身の気持ちにも変化があって。
学校に行けないとか、外に出られないとか、そんなんも全部まるごと彼の特性なので、そこは認めないとなー、と思ってます。
もちろん、「学校、門まででも行かへん?」とか「買い物行くけど一緒に行かん?」とか声かけは忘れない。それでも無理なら、引きずり出すことなく受け止める。
今の状態の彼を私が否定してしまったら、彼自身も自分を受け入れられないやろうと思うから。
すぐに「死にたい」とか「自分の生きる価値はない」とか言う子やからこそ、なんとか自己肯定感を作ってやりたいし、生きる意味を与えてあげたいのです。
少しずつ、自分の興味あるところには出かけたり出来るようになってきたから、それを大事にしてやりたいなー、と思ってます。
アニキはまあ、そんな感じでやってるけど、新たな問題は妹の方。
原因をいろいろ探ってはいるんやけど、はっきりコレというものにはたどり着けず。
一番考えられるのはやはり、アニキと同調してしまっているのではないか、という懸念。
小学校に入学した時点で、学校というのが安心して楽しめる場所ってわけではないことを知ってしまっていた彼女にとって、「行かない」という選択も当然のように存在しているわけです。
さらに、私と離れたくない、という分離不安的要素もまじりあい。
ああ、一体どうしたものか。
相変わらず制服への嫌悪もすごくて、今年度になってから全く袖を通していない状況。
教室も先生と一対一でゆっくりお話しした分散登校のとき以来全く入れてない。
途中からどんどん宿題に対しても嫌悪感を抱くようになり。
これはかなりヤバいよね。
通い始めたプレイセラピーは本人もお気に入りなんで続けてみるとして。
それでもそこで何が見えるのかというとそんな具体的な問題点なんてものが見えるわけではなく。
医療機関にかかってみるべきなのか、もう少しこのまま様子見るか。
これもまた悩みどころです。
不登校二人抱えて正社員として働くことへの限界も感じつつ。
かといって、辞めてしまっては将来性に不安のあるアニキ(最近では娘もやばい)への蓄えもできず。
ぐるぐるぐるぐる。
答えの出ない悩みがずーっと渦巻いている状況です。
誰でもいいから、何かすっきりする「パーンっ!」とした結論を与えてはいただけぬものでしょうか。
今日が終わればまた、ダイキライな月曜日が始まります。
あーあ。やだなー。
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