第5話 雨のあと~現状

久しく更新が遅れてしまいました。

というのも、あの3連休のあと、いろんなことが起こりすぎて、もう私の頭パンク状態。まだドタバタしてる最中やけど、少しずつ落ち着いてきたので、事の経緯をまとめてみます。


3連休明け、カースケさんはついに学校に行けなくなりました。


なんといっても、まず制服に着替えられなくなってしまったわけで。

制服を前に固まる姿を見て、あ、こりゃあかん、と。

これ以上無理させたらあかんわ、と思って急遽休ませることを決意。自分用に作ってた弁当を渡し、普段やらせてるタブレット学習のミッションを開かせて留守番をさせることに決めました。

途中で私の母に行ってもらってなんとかその日はやり過ごせたわけです。


「明日は行くわ」なんて夜には言うてたけど、そううまくいかないのが現実ってやつね。


翌日、学校の旗持ち当番だった私。

気になりながらも持ち場で旗おばちゃんをしている間に、カースケさん再び制服を前に固まったらしい。それを見かねたダンナさんが、自分の会社に同伴出勤(笑)してくれました。


ほんま、それを受け入れて下さった上司の方には感謝してもしきれないです。さらにその後も数回お世話になりました…


そんなこんなで二日目終了。

三日目は私がたまたま休みだったので、難なくクリア。(クリアって言うのか??)


そしてその三日目に、担任の先生と話を付けて、私服&リュック登校と、別室登校OKの確約をもらい、カースケさんの不登校生活は3日で終了したのです。


そこから今まで、別室登校を続けてるカースケさん。

もちろん、別室登校がOKになったからってスムーズに行けるわけもなく。

不登校から四日目、別室登校初日は、校門が見えるようになる角でフリーズ。10分ほど、脱走兵を取り押さえてたし(汗)

そこからも毎日毎日朝は「学校イヤや!」からの「家出する」「死ぬ」を受け止めながら、殴られたり蹴られたりしながら、なんとか引きずっていってるし。


それでも救いは、別室の教室に行ってしまえば、結構楽しく過ごせているところ。

別室登校初日、「何ヶ月ぶりかに学校楽しかったわー!!」と帰ってきた姿見て、ほんま嬉しかった。と同時に、もっと早くこういう措置を取ってもらえばよかった、と後悔もしたけど。


でもやっぱり、今の状態が決していいわけではないことも分かってるのです。

自身の教室にはほぼ入れず、制服、ランドセル、宿題など学校から連想される全てが無理になったため、社会見学も行けなかったし。

(運動会は体操服やから出られたけど。練習していないダンス以外)


多くの友だちと共に何かをする、という絶好の機会をガンガン失っていってるから、それもやっぱり良くないよなー、とは思うのです。


でも、無理なもんは無理で。


練習と称して準制服という位置づけの白いポロシャツを着せてみたけど、5秒で「やっぱ無理!」て脱いでしまう状態やのに、無理から一日着せるなんてできない。


外見を気にするカースケさんやから、制服を着ないまま制服の友だちと共に活動する、なんて悪目立ちするようなこともできない。(ある意味もう十分目立ってるけどね)


それでも、最初は2時間目までから始めて今週はやっと5時間目までいられるようになり、少しずつ少しずつ元に戻れるように頑張ってるから。だから、焦らず一歩ずつ、学校に、というより友だちに堂々と会いに行けるように、彼なりに進んでくれればいいな、と母ちゃんは思うのです。


ほんま、当たり前のことが当たり前に過ぎていくってことの有難みを実感する毎日。(反面教師的に)

普通、とか当たり前、とか。

そういう概念をとりあえず捨てて、自分たちなりの学校との向き合い方を探る毎日です。


それと、なぜここまでの状態に陥ってしまったのか、4話で書いてたよりももっと担任側に問題があったことが発覚したので、それはまた次の機会に書きたいと思います。

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