幸せ
夜、目が覚めた。
胸が痛くて。
息が上手く出来ない。
私は混乱して。
胸を冷やそうと、湿布の袋を引きちぎった。
そこに、あなたが来てくれた。
起こしてしまったのが申し訳なかった。
気を遣わないといけないのは、
私の方なのに。
でも。
あなたがいてくれて。
やさしくしてくれて。
心強くて、気持ちが落ち着いた。
結局、一時的なもので、全然問題なかったのだけど。
一人だったら、と思わずにいられない。
誰かがいること。
あなたがいること。
ほんの数ヶ月前までは、当たり前だったこと。
この幸せは、奇跡。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます