幸せ

夜、目が覚めた。


胸が痛くて。

息が上手く出来ない。


私は混乱して。

胸を冷やそうと、湿布の袋を引きちぎった。


そこに、あなたが来てくれた。


起こしてしまったのが申し訳なかった。

気を遣わないといけないのは、

私の方なのに。


でも。


あなたがいてくれて。

やさしくしてくれて。


心強くて、気持ちが落ち着いた。


結局、一時的なもので、全然問題なかったのだけど。


一人だったら、と思わずにいられない。


誰かがいること。

あなたがいること。


ほんの数ヶ月前までは、当たり前だったこと。


この幸せは、奇跡。

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