『ねぇ』を入れて【決意】
「ねぇ」
君がそう言う時は決まって何かお願いがある時だ。
お願いは大抵厄介事で、それは今回も同じ事。
ねぇ、ねぇ、ねぇ。
その言葉を聞くたび、君を愛してると実感できた。
それをもっと聞きたくて、何でも叶えた。
今、違う男の耳元で鳴ったそれを、僕は逆の実感を持って聞いている。
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