時の巡りと祈り

安城

時の巡り

いつになったら眠れるだろう?

ほの明るい夜空の下に寝ころんでいる

昨日もそう

ずっと前も、そう


ひとつ、のろりとまばたきをする

その間に光の波が星々をさらっていた

何もないところへ行っていたような気持ちになる

これももう数えきれないほど繰り返した



ぼくのことが本当に好きなんだね――



なんでおかしそうに言うのか分からなかった

そして、分からないまま別れてしまった

もうきみの中にもいないのかな


遠い遠いところから想っているよ

永い眠りに沈むことができるまで

きみが世界にいてくれるように。


今日もまた、まぶたを閉じる

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