ハムザを帯びた名詞の部(v1-0152~0175)
v1-0152
四字の語彙の篇
افعال äf'al 型のムザッワーフの語彙の章
ارغاغ arghagh 釣り針。
ارغاغ irghagh 氷を氷室に引き摺る時に使う鈎。
この類の中のミサッラルの語彙
امتلي imtili 「بو اشغ امتلي قلي bu ishigh imtili qildi」この事を考えもなしにした。チギル語。
امدوجي umduchi 乞食。
ارقجي arquchi 仲人。婚儀の時に男女の仲を取り持つ人。
اردني ärdini 大粒の真珠。その意味を取って婦女のことを「ارتني ازك ärtini özük」と呼ぶ。「体が真珠の様な女」という意味である。元の言葉も「د」が「ت」に替っている。アラビア語の「مدکر」という言葉が、本来「مذتکر」であることと一緒である。
اسبري üspöri 熱した灰で蒸らした後、切砕いて油で揚げ、砂糖を塗した食べ物。
v1-0153
فعول fä'ul 型の間に促音を持った語彙の章
اتز ottuz 三十。「اتز یرماق ottuz yarmaq」三十枚の銭。他の物にも使える。「اتز ottuz」と言う言葉が「三」の意味にも使われる。「کنکت küngüt」に居た時に、ヤグマー人の口から聞いた。彼らは「我は続けて三杯飲む」と言うのを「اتز اجالم ottuz ichälim」と言った。「اتز ottuz」という言葉は一般的な意味にも使われる。彼らは私の目の前で夫々三個三杯飲みほした。この言葉は詩歌ではこの様に歌われる。
اتز اجب ققرالم
ottuz ichip qiqralim
یقار قبب سرام
yoqar qopup säkrälim
ارسلن ایق ککرلم
arslanlayu kökrälim
قجتي سقنج سؤنلم
qapti saqinch sävnälim
我らは夫々三巡三杯づつ飲まされ、立ち上がって獅子の如く吠えた。我々が既に立ち去ってしまったことへの悲しみを表している。この詩の中の「اتز اجب ققرالم ottuz ichip qiqralim」という一行の「اتز ottuz」は、我々が夫々「三回に亘って三杯づつ飲まされた」ことを表す。
v1-0154
اسز ässiz 「اسز کشي ässiz kishi」厚顔無恥の人、善し悪しの分からない人。この中の「س」は重なることによって語気を強めることを表している。
اسز ässiz 惜しい、残念である。アラビア語で痛惜、遺憾を表す「یااسقا」に当たる。「اسز انك یکتلکي ässiz aning yigitliki」惜しいかな!悪しき男である。
اکز ikkiz 双子の。「اکز اغلان ikkiz oghlan」双子の子。
ارغ arrigh とても清らかな。「ارغ نانك arrigh näng」とても清らかな物。この中の「ر」は重なることによって語気を強めることを表している。
الك ällik 五十。「الك یرماق ällik yarmaq」五十枚の銭等等。
v1-0155
فعللا fäälla 型の第一の「ل」字の静符を帯びた語彙の章
اؤجغا avichgha 老人、年寄り。
始めの字が合口符の語彙
اذتما udhitma 凝結物、ヨーグルト。
始めの字が斉歯符の語彙
المغا ilimgha テュルク文を用いて勅書を書く秘書。
افعالل äf'alil 型の語彙の章
الباغت alpaghut 無敵の英雄、肝の据わった勇者。この言葉は詩歌ではこの様に歌われる。
بذرج یما قدردي
budhrach yämä qudurdi
الباغنن اذردي
alpaghutin özürdi
سوسن ینا قدردي
süsün yana qadirdi
کلکالمت ارکشور
kälgälimät irkäshür
ヤバークーのベグ・ブズラチュは将兵を連れて帰って来た。彼は勇士たちを選抜して捲土重来に備えた。
v1-0156
اذغراق adhghiraq 脛が斑で、それ以外の部位が黒い牡の野山羊。雄雌の羊や雄雌の野山羊についても同じように言える。
اذغراق adhghiraq 「اذغراق سؤي adhghiraq suvi」アズギラック・スヴィ、ヤグマー地区の河川名。
ارقجق arqachaq 口の中に薬を注ぐために用いる中身が空の器具。
v1-0157
ارذوتال ardhutal 体毛を除くために使う石灰の混合剤。
فعلولي fä'luli 型の語彙の章
اشکرتي äshürti チンで織られた花柄の絹織物。
اؤزوري avzuri 小麦粉や大麦粉を混ぜ合わせて作った食べ物。
فعلندي fä'ländi 型の語彙の章
اذرندي özründi 「اذرندي نانك özründi näng」好く選ばれた物。
اؤدندي ävdindi 「اؤدندي نانك ävdindi näng」拾い上げられた物。
この類の語彙はアラビア語の動詞から派生の「فعاله fualä」型名詞と同じである。皆ある種の物の余り物である。
فعولین fuulin 型の語彙の章
انکوژبن üngüzin 蜃気楼。砂漠で人を惑わす幻影。
四字の語彙は完。
v1-0158
以下は五字の語彙の篇
本章は、名詞、形容詞及び物のある所を表す名詞を一纏めにする。
本章の名詞と形容詞は規則に沿って類推できる。しかし一部の語彙は解説を加えないと理解は難しい。類推の便宜の為に、分類して列記する。
اؤتلغ uvutluq 「اؤتلغ کشي uvutlugh kishi」恥を知る人。
اغرلغ aghirligh 「اغرلغ ار aghirligh är」重んじられる人、敬われる人。
اغرلغ oghurilugh 「اغرلغ ایش oghurlugh ish」時宜に合う事情
ابزلغ obuzlugh 傾いた、小高い。「اوی ابزلغ ییر oy obuzlugh yär」凸凹な地。
اذزلغ udhuzlugh 疱瘡のある。「اذزلغ کشي udhuzlugh kishi」疱瘡を患う人。
v1-0159
اغژلغ aghuzlugh 「اغژلغ ار aghuzlugh är」初乳のある人。
اغشلغ oghushlugh 「اغشلغ ار oghushlugh är」親族のいる人、親族の多い人。
اقشلغ uqushlugh 「اقشلغ ار uqushlugh är」物わかりの好い人、物事に明るい人。
اجغلغ achighligh 「اجغلغ ار achighligh är」裕福な人。この言葉は諺ではこの様に言われる。
جغلغ ار شاپوك فریواس
achighligh är shabuk qarimas
豊かな人は老いず。
اجملغ achighligh 「اجملغ کب achighligh küp」酵母がある甕。
اذغلغ adhighligh 「اذغلغ تاغ adhighligh tagh」熊の山、熊が住んでる山。
ارغلغ urughlugh 「ارغلغ التن urughlugh altun」鋳造されて貨幣になった黄金。
ازغلغ azighligh 「ازغلغ ات azighligh at」臼歯のある馬。臼歯が生えた家畜全般について言い表すことができる。
اجقلغ ochaqligh 「اجقلغ اآؤ ochaqligh äv」竈のある家。
اجقلغ achuqlugh 「اجقلغ کشي achuqlugh kishi」朗らかな人。
اسغلغ asighligh 有益な。「اسغلغ ایش asighligh ish」有益な事。
v1-0160
اذقلغ azaqligh 足のある。「اذقلغ نانك azaqligh näng」足のある物。
ارقلغ ariqligh 「ارقلغ ییر ariqligh yär」用水路のある地。
ارقلغ uruqlugh 「ارقلغ قوا uruqlugh kuwa」縄が繋がれた水桶。
ازقلغ azuqlugh 「ازقلغ ار azuqlugh är」食べ物のある人。干飯を持った人。この言葉は諺ではこの様に言われる。
ازقلغ ارق ارماس
azuqlugh aruq armas
食べ物を持っていれば飢えない。
ارنلغ aranligh (家畜用の)囲いのある。「ارنلغ اؤ aranligh äv」畜圏のある家。
اتنلغ atanligh 去勢ラクダのある。「اتنلغ ار atanligh är」ラクダを持った人。
الرلغ ularligh 雪鶏のいる。「الملغ تاغ ularligh tagh」雪鶏のいる山。
الملغ alimligh 「الملغ ار alimligh är」債権者。
النلغ akinligh 「النلغ ار alinligh är」額の広い人。
النلغ ulunlugh 「النلغ ار ulunlugh är」鏃と矢羽の無い矢を持った人。
ارنجق orunchaq 抵当品、質入れ品、賄賂。この言葉は「ارنجاق orunchaq」と書いても良い。この言葉は詩歌ではこの様に歌われる。
ارنجق الب یرمدي
orunchaq alip yärmädi
الملغ کرو ارمدي
alimliq körü armadi
ادشلق ازا ترمدي
adashliq üzä turmudi
قلن ارن ترکشور
qalin ärän tirkäshür
ある人を諷刺して言う。彼は絶えず遣って来て腕付くで奪い、取っても何も思わず、信義も顧みない。今兵を集め終え我を攻めようとしている。
v1-0161
اغلجق oghulchuq 子宮。
اغرشق oghurdhuq ドリル、錐。
اغلمق oghulmuq 支柱。棚や梁を立てる柱。
ازلق uchuzluq 安い、卑しい、人への侮り。
v1-0162
ادشلق adashliq 友情、友誼。
ادقاق adaqliq 葡萄園の棚を支える木の柱。
ادقلق uduqluq 物事を為すのに気を配らない、いい加減、粗忽なこと。
اذقلق odhqluq 機敏、抜け目ない、目ざとい。
ارغلق ariqluq 清らか。
اجغلق urughliq 「ارغلق بغدای urughluq bughday」種を成した小麦。種子を持つあらゆるものについて言うことが出来る。
اجقلق achighliq 辛味。
اجقلق achuqluq 「یوز اجقلقی yüz achuqluqi」顔つきが明るい、和やかでにこやかな顔。
اجقلق achuqluq 「قبغ اجقلقی qapugh achuqluqi 」門が開け放たれた。
اجقلق ochaqliq 「اجقلق ییر ochaqliq yär」竈が置かれた所。「اجقلق ننك ochaqliq titik」竈を作るための粘土など。
ارقلق aruqluq 疲れ、疲労。
ارقلق uruqluq 「ارقلق یونك uruqluq yung」縄を撚るのに使う毛。
ازقلق azuqluq 食べ物、食べられる物。
ازقلق uzaqliq 仕事がのろのろしている、疲れ果てる。
اشقلق ushaqliq 幼稚。「اشقلق قلما ushaqliq qilma」子供じみたことをするな。
الغلق ulughluq 偉大、光栄。「الغلق تنکریکا ulaghluq tängrigä」大いなる神へ。
v1-0163
الغلق ulughluq 年長、年を取っている。
امجلق amachliq 「امجلق ییر amachliq yär」的場、的が具えられた所。
انقلق anuqluq 何かを準備する、常に備える。
ازتلك üzütlük けち、しみったれ。
اکتلك ägätlik 「اکتلك قرا باش ägätlik qara bash」新婚の夜に花嫁に付き添う婢女。花嫁のことを「اکتلك ägätlig」とも言う。
名詞の語尾に硬い音「ك ― k」を加えると、ある時は場所を表す名詞となり、またある時は物の置かれた所を表し、時には動名詞になる。
もしこの三者と異なる場合は、物の所有者の意味を表し、その場合、名詞の語尾に柔らかい音「ك ― g」を加える。例えば、上に挙げた「اکتلك」が、もし語尾が硬音の「ك ― k」なら、花嫁に従う婢女の意味を表す。もし軟音の「ك ― g」なら、婢女を従える花嫁の意味を表す。これに似たような言葉に共通する決まりである。
اتجلك ätächlik 胡桃で遊ぶ時、投げた胡桃が穴に入る。
اذرلك ädhärlik 馬の鞍を置く棚。語尾の「ك」を軟音で読む時は、「馬の鞍の主」を意味する。
اکرلك ügürlük 黍が置かれた所。語尾の「ك」を軟音で読む時は、「黍の持ち主」を意味する。
v1-0164
اکرلك ügürlüg 「اکرلك ار ügrlüg är」羊や其の他の家畜の群れを持つ人。牝馬の群れの中の仔馬のことを「اکرلك اذغر ügrlüg adhghir」と呼ぶ。
اذزلك ädhizlik 高度、高い所。
اسزلك äsizlik 悪行、醜態。
اتکلك ätäklik 「اتکلك بوز ätäklik böz」襟を作る布。長い襟をした体服を表すのに「اتکلك تون ätäklig ton」と呼ぶ。
اتکلك ätüklük 「اتکلك سغري ätüklük saghri」革靴に使う革。
اتکلك ötüklüg 「اتکلك کشي ötüklüg kishi」(可汗に向かって)請願する人。
ازکلك üzüklük 打ち切る、中断。
ارمجك örümchük 蜘蛛。
الرسك ilärsük ズボンの帯。
اسکلك isiglik 熱、熱さ。
اسکلك isiglik 情熱、愛情、愛。「کنکل اسکلکي کراك köngül isigliki käräk」心の熱さは要る。
ارکلك ärüklük 杏の園、杏林。
ایکلك äriklik 牡の獣の発情。
اشکلك äshiklik 「اشکلك یغاج äshiklik yighach」門を作る木材、門と閂を作る木材。その他の物に対してもこの様に使う。
v1-0165
اشکلك äshüklik 「اشکلك برجن äshüklik barchin」羽織る様にしつらえられた絹織物。もし「ك」を軟音にすれば、「衣料の所有者」の意を表す。
اؤکلك äväklik 落ち着かない、せっかちな。
اککلك äkäklik 女の恥知らず。
اککلك ükäklik ほぞを彫られた板。箱を作るのに使う木材。上に姫墻のある城壁を「اککلك توم ükäklig tom」と呼ぶ。
الکلك äliklik 手袋。
امکلك ämiklig 「امکلك شلار ämilklig ishlär」乳を与える婦女、嬰児を育てる婦女。この言葉は諺ではこの様に言われる。
امکلك اراغت کساکجي بلور
ämklig uraghut küsäkchi bolur
乳を与える女は好く食べる。この為、彼女は食べたがり、与えたがる。
نکلك änüklüg 「انکلك ارسلان änüklüg arslan」仔のいる獅子。
v1-0166
فعلعان fääl'an 型の第一、二字に各種動符を帯びた語彙の章
本章で挙げられるのは、身の上で反復出現することを形容される形容詞である。この種の語彙はアラビア語で動作の反復を表し、頻繁に現れる「مفعال mif'al」型の形容詞と似ている。例えば、「沢山食べさせられる」の意である「مطعام」、いつも喧嘩ばかりしてる人を表す「محراب」等等である。
本章中の語彙の語尾は均しく「ن」である。オグズ人とチギル人の多くは、この「ن」を「ق」に換えて「غ」を全く省略する。彼らは「いつも塞ぎ込んでいる」の意の「بشغان pushghan」を「بشاق pushaq」と言う。これは基本文法の一つである。
ابتغان abitghan 常に避ける、常に隠れる。「ال ار ال اوزن کشدن ابتغان ol är ol özin kishidän abitghan」彼の人は彼自ら人を避けている。
اجتغان achitghan 常に発酵させる。「ال کب ل سجکني اجتغان ol küp ol süchikni achitghan」この甕は果汁を常に発酵させる。
اذتغان udhitghan 常に人を眠くさせる。「ال بو ات ال کشني اذتغان ol bu ol at kishini udhitghan」この草は人を眠くさせる。
v1-0167
ارتغان aritghan (埃などを払って)いつもきれい、いつも清潔な。「ال کشي ا ترغ ارتغان ol kishi ol tarigh aritghan」その人はその麦を澄ましている。
ازیتغان azitghan 常に迷わせる。「ال کشي ال یولدن ازیتغان ol kishi ol yoldan azitghan」彼は人をその道から迷わせる。
ازتغان uzutghan いつも遅くなる、いつも遅れる。「بو ار ال ایشیغ ازتغان bu är ol ishigh uzutghan」この人はその仕事を遅らせている。
ازتغان ozitghan いつも超越的な。「بو ار اتن ازتغان bu är atin azitghan」この人は馬に優れている。
استغان usitghan 常に喉を乾かす。「بو قیاش ال کشي استغان bu quyash ol kishini usitghan」この陽は、その人を乾かしている。この言葉は詩歌ではこの様に歌われる。
استغان قیاش قبسدي
usitghan quyash qapsadi
امنجلغ اذش ییسدي
umunchlugh adhash yaysadi
ارتش سؤن کسدي
ärtish suvin kächsädi
بودن انن ارشور
budun anin ürküshür
夏の太陽は我らを焼き焦がした。嘗て希望を与えた友は我らを恨んだ。敵が正にエルティシュの水を渡ろうとし、人々は恐れおののいている。
v1-0168
اغتغان aghitghan 常に上らされる。「بو کیك ال اتغ تاغقا اغتغان bu käyik ol itigh taghqa aghitghan」このガゼルはその犬を山に登らせる。
اقتغان aqitghan 常に流される。「بو تاغ ال تؤراق اقن اقتغان bu tagh ol tavak aqin aqitghan」この山は勢いよく雨水を流す。
اقتغان oqitghan 常に読まされる。「بو بنك ال کشني اقتغان bu bitik ol kishini oqitghan」この本はその人をして常に読ませる(量が多すぎて読み切れない)。
v1-0169
التغان ulitghan 常に吠えさせる。「بو ار ال اتن التغان bu är ol itin ulitghan」この人は犬を吠えさせる。
انتغان unitghan いつに忘れる。「بو ار ال سوز انتغان bu är ol söz unitghan」この人は言葉を忘れる。
انتغان anutghan 「بو ار ال ایشغ ایتغ انتغان bu är ol ishigh anutghan」この人は仕事を整えた。
اجرغان uchurghan 常に飛ばす。「بو ار ل قشغ اجرغان bu är ol qushigh uchurghan」このヒトは鳥を飛ばす。
اجرغان achurghan いつも飢えさす。「بو اش ال کشني احرغان bu ash ol kishini achurghan」この食べ物では人を飢えさす。(腹一杯にならない)
اسرعان asurghan いつもくしゃみをする。「بو ار ال تلم اسرغان bu är ol tälim asurghan」この男はいつもくしゃみをしている。
اسرغان osurghan よく屁をする。「بو ار ال اسرغان bu är ol osurghan」この人は好く屁をこく。
اسرغان isirghan よく噛む。「اسرغان ات isirghan it」よく噛み付く犬。
اؤژغون avuzghan アラビアゴムの木の果実。熟させて皮を用いる。
اتشغان atishghan 射ち争う。「ال منك برلا اق اتشغان ال ol mäning birlä oq atishghan ol」彼は我と共に矢を競い合っている人。
v1-0170
ابرکان öpürgän いつも大口を開けて啜る。「بو ار ال سوت ابرکان bu är ol süt öpürgän」この男は父を呑み込む。
اجرکان ichürgän いつも飲んでいる。「بو ار ال تلم سجوك اجرکان bu är ol tälim süchük ishürgän」この男はいつも酒を飲んでいる。
اذرکان ädhärgän 好く追う、追い馴れている。「بو ات ال کیکني اذرکان bu it ol käyikni ädhärgän」この犬はガゼルを好く追う。以前の報酬を求める人にも使える言葉である。
اؤرکان تؤرکان ävürgän tävürgän 転々とする。寝返りを打つ。「بو ار ال ایشغ اؤرکان تؤرکان bu är ol ishigh ävürgän tävürgän」この男の為すことはコロコロ変わる。
اذرکان ödhürgän 選ぶことを好んでいる。「بو ار ال تکما نانك ني اذرکان bu är ol tägmä näng ni ödhürgän」この男は物を見て選んでいる。
اشرکان öshärgän いつも目の前が暗くなる。「بو ار ال کوزي اشرکان bu är ol közi öshärgän」(飢え等の原因で)この男は目が暗んでいる。
اکرکان ägürkän ある種の植物。カルルク、トゥルクメン人はその根を食べる。
اکرکان ägrigän 紡がれた。「بو اشلار ال تلم یب اکرکان bu ishlär ol tälim yip ägirgän」この女は何時も糸を紡いでいる。
اتلکان سیلغان ätilgän sayilghan お節介、詮索好き。「بو ار ال الکان سیلغان bu är ol ätikgän sayilghan」この男はお節介である。
v1-0171
اتلکان ätilkän 馬の瘤。敗れた後に癒える。ペルシャ語では「خنام」と言う。
اتلکان ätilgän 順調な、思い通りに。「منك ایشم اذکولکن اتلکان mäning ishim ädhgülükün ätigän ol」我が事は思い通りだ。
ازلکان üzülgän 切りたがる、切り易い。「بو یشغ ال اذلکان bu yishigh ol üzülgän」この縄は切り易い。
ارلکان ürülkän 膨張している、膨らんでいる。「بو ار ال ابکان ارلکان bu är ol öpkän ürülgän」この男は何時も息で膨らんでいる。
اشلکان äshilgän 引き延ばされる。「پو یب ال اشلکان bu yip ol äshilgän」この糸は引き延ばされている。
اشلکان äshilgän 散っている、広く散らばった。「بو قیر ال اشلکان bu qayir ol äshilgän」この砂は散っている。
اکلکان ägilgän 曲がっている。「بو بتق ال الان bu putuq ol ägilgän」この小枝は曲がっている。
اکلکان ügülgän 積っている、山となっている。「بو نانك ال تتجي اکلکان bu näng ol tutchi ügülgän」この物を集めて積み上げた。
v1-0172
本章中の別の一類
ارمدای urumday 解毒用の石。
افعلل äf'äläl 型の語彙の章
ارسلق arsaliq 雌雄同体の動物。オグズ語。
語頭の字が合口符を帯びた語彙
اسکیج üskich 干し葡萄。
اکریك ögräyük ならい、習慣、習俗。アフラスィヤーブ可汗時代を描いた哀歌でも歌われる。
اکریکي مندغ اق
ögräyüki mundagh oq
مندا اذن تکدغ اق
munda adhin tildagh oq
اتسا اژن اغراب اق
atsa azun oghrap oq
تقغار پشي کرتلور
tadhlar bashi kältilür
世の定めは斯くの如し、様々な恐るべき原因を除けば、ただ山の頂を狙って矢を射ればよい、山の頂すらも砕くであろう。
v1-0173
فعالل fualil 型の語彙の章
اسایق usayuq 「اسایق ار usayuq är」油断する人。
v1-0174
本章中のマンクースの一類
ایدساق uyadsaq 「ایدساق ار uyadsaq är」とても照れる男。
本章中の別の一類
اوهي ühi フクロウ。多くのテュルク人は言葉の中の「ه ― h」を「ك ― k」と読んで「uki」とする。これは正確である。何故ならばテュルク語の中に「ه ― h」という発音は無いのである。
本章中のグンニーの一類
اتکنج ötkünch 故事、昔話。「اتکنج اتکندي ötkünch ötkündi」故事を語った。
فعالل fäalil 型で中にグンニーを帯びた語彙の章
الانکر alangir 齧歯類の小動物。トゥルクメン人は食用とする。
انکامق angamuq 「انکامق ار angamuq är」物事に明るい人。
v1-0175
انکایك ögäyük 「انکایك نانك ögäyük näng」専用の物。ある人が専ら用いる物のことを「انکایك ögäyük」と呼ぶ。
本章中の別の一類
اتنکلق otungluq 柴のある所、柴刈りをする所。
神に感謝する。ハムザを帯びた名詞の部は完。
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