第2話 千恵子!子供時代Part2
千恵子は、大阪の堺市で生まれ育った。
今の堺東の中心地に当たる場所。
時は、昭和20年「空襲警報発令!」
相次ぐ空襲で、街は焼野原に…
千恵子の目の前で、泣き叫ぶ幼女!
逃げ遅れてしまった老人!
戦争による被害は、計り知れない。
千恵子と下の妹の雪は、一時的に親戚が住む和歌山へ疎開する事となる。
昭和20年8月15日
天皇が、ポツダム宣言を受け入れ
終戦の詔書を朗読された。
千恵子達は、疎開先から堺へ戻ってきた。
しかし、戦争によって極度の食糧難と陥っていた。
千恵子達は、農家に行って
「どうかお米を分けて貰えないでしょうか?」
と懇願するが…
法外な値段での取引を強いられた。
千恵子は、米軍から支給されたキャラメルを
食べた時に思った。
「アメリカ人は、こんなに美味しい物を
食べてたんだ。
こんな美味しいものが食べれるアメリカと
戦争しても勝てる訳ないやん。」と
戦争 終戦 食糧難 当時の子供達は
あらゆる面で我慢を強いられる。
更に…
終戦の翌年、千恵子が愛してやまない父親が
突然、病死してしまうのである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます