1.いきなりだけどエンデ・ニルについて

1つ目に展開する自論は、いきなりだけど星のカービィスターアライズのラスボス、「破神エンデ・ニル」(以降ニルと略称)について。

ニルは魔神官ハイネスによって召喚された、所謂破壊神である。その姿は星のカービィには似合わぬ巨体で、「ゼルダの伝説」のボンゴボンゴや「エヴァンゲリオン」の使徒などを連想させるものがある。

さて、このニルだが、倒すと体内に飲み込まれ、「ドラゴンボールZ」の魔人ブウを思い出させるような体内での戦いがある。

心臓のような部分に攻撃を加えるのだが、相殺可能の変な文字のような物を出すのと上からダメージを受ける水が降ってくるだけで、特別な攻撃はしてこない。背景にはまんま魔人ブウに吸収された時の悟飯たちのように生贄となったハイネスと三魔官がいる。ダメージを与えることで彼らは解放され、心臓を倒すとカービィ達と共に、外に吐き出される。

そして、ニルは第2形態に。下半身が尾のようになり、マルクソウルを連想させる翼を生やして襲ってくる。

その他、過去作のソウル系ボスの面影を持つ攻撃をしてくる。

そんなこんなで巨人の第2形態を倒すと、再び体内に吸い込まれる。

再び心臓部との戦い。その姿はドロシアソウルそっくりで、顔は不規則に変化(特定の攻撃パターンの時は特定の顔に変化する)し、

その中にはカービィの顔やゼロツーの第1形態の時の顔など、どこか見覚えのあるものが存在する。さらに、心臓部のHPを半分削ると、リアルダークマターのような姿へと変化を遂げ、攻撃パターンもダークマターそっくりになる。

では、こいつは一体どんな存在なのだろう?

そんなエンデ・ニルに対して、私の持った自論は、ズバリ、

「エンデ・ニルは全ての生命の始祖である!!!」

その根拠として、第一に上げるのが、ニルのソウル形態である「魂沌ソウル・オブ・ニル」の

説明文の1部分である。

その説明文には、『集うエネルギーしだいで、

ニルは様ざまな そんざいに なりうる かもしれない』

とある。

そこから、私は、ニルが全ての生命の始祖であると考えた。

そう考えれば、ニルの心臓部がカービィのような顔になったり、ダークマターのような容姿をとることも頷ける。

そして、今回ニルがダークマターのような姿をとったのは、ハイネスを取り込んだこと、ジャマハートばかりを集めたからではないかと考える。

ハイネスは、自身を「魔力を操り、闇の物質を崇める種族」と言っている。また、「科学を使い、夢を見る一族」と一緒に『悪夢』をうち払ったが、その後『銀河の果て』に追いやられて封印されたとも言っている。

この科学を使う一族というのが、ハルカンドラの一族、闇の物質をダークマター族のことであると仮定すると、ハイネス達の一族が闇の力を持っていてもなんらおかしくはないうえ、信仰対象でもあるダークマターの姿をハイネスの記憶から読み取ったと考えると合点が行く。

また、主として集まっていたハートが、フレンズハートではなく、ジャマハートだったことが、ニルを邪悪な存在として誕生させたのではないだろうか。

もし、ジャマハートではなく、フレンズハートを主としていたら、カービィのように純粋で正義感のある良い存在として誕生できていたのかもしれない…。

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