真夏の雪

 カーテンをちょっぴり開けて

 太陽の光を呼び込んで

 飛び込んできたのは真夏の雪

 掴んでは投げ

 掴んでは投げ

 それでも空間を泳ぐ雪は消えず

 私の心をひらひらと揺れ動かす

 いつかあの人が言っていたように

 見えないものが私たちを取り巻いているようで

 その見えないものが日常の証

 はっと閃いた宇宙の根源

 ぱっと消えるのは夢幻

 でもそれが私の誇りとなって

 私は明日も生きていく

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