思い出は笑えないカフェオレ
笑い声が苦手だと不意に自覚した
ケラケラと笑う声
頭の中でミルクと珈琲が一緒にかき混ぜられて
そこに甘過ぎるチョコレートを投入したみたい
休み時間の甲高い声
息を潜めて目で追った文字
ああ 小さいときから嫌いだった
存在を否定されているようで
ああ だからわたしは上手く笑えない
誰かを消してしまいそうで
言いたいことはつまり
カフェオレとチョコレートの組み合わせは最悪だ
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