かぶとむし
茶蕎麦
かぶとむし
もはや自分がここまで
その身は黒く、そして
地の底にて
その角が人にカブトのようだと言われていることを、彼は
そう、彼はカブトムシ。日の本の国では
だが、
彼は自分が幸せなのかが
だが、その日、身に走った
「カブトムシ、みーつけた!」
それは、彼を十は
「あ、こら逃げないでよー……よしっ」
だが、無敵な
「早く家に持って帰ろー!」
がしゃりがしゃりと揺れる篭の中で他に閉じ込められていた虫たちと
ああ、何にも足りることなどなかったのだと。続く勝ちに
「ちょうちょだ! 待ってー」
そして
勝って
◎勝って兜の緒を締めよ……
かぶとむし 茶蕎麦 @tyasoba
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