夢マボロシ

あかいし

6月25日に見た夢


そこそこ安定した会社。

商社か何かなのかな。



町外れにある、小さな下請けの会社みたいなところに

月曜の朝、急に上司から呼び出しをくらう

中年の課長と、アラサー女社員。


どうやら呼び出されたのは彼らだけではないらしい。


関係者全員呼び出されている。

ほぼ同じ会社の社員たちだ。


行ったこともない場所へ呼び出され、

とぼとぼと歩いていく社員たち。

後ろには、新人のゆとり地味社員も歩いてる。



下請け会社につくと、

そこはちょっとした騒ぎになっている。



きちんと仕事がなされてるはずのその小さな下請け会社は

荒れ果てていて、

きちんと納期に間に合うように仕事がなされていた様子は

微塵もない。

こんな様子では、今後予定しているはずの仕事も、

ままなるはずがない。

親会社である、自分たちの会社にとっても、

大きな損害がでてしまうことは必至。


事情を知っているはずの、

下請け会社を経営していた人間は

今朝から行方不明。

取り残された小学生の一人娘。


大人たちに糾弾されるも、

半ギレで話にならない。

その近くに、涙を流しうつむいている男の子。

女の子が、恐い大人たちから守っているように見える。

この子も関係者の子供か何かなのだろう。


呼び出した上司とも連絡がつかない。



ああでもない、こうでもないと、騒ぐ男性社員たち、

それをなんとか収拾しようとする、中年課長。


アラサー女社員は、影で一服。

すると、誰にも見られないように涙を流すさっきの女の子。

ポロっと出る本音、

「パパとママに会いたい」


泣いてるだけなら誰も助けてはくれない。

あんたはさっき、大人と話をしようともしなかった。

そんなアンタでも、目標のために涙ひっこめて、

体張ってがんばるってんなら、

協力しない人はいないと思うけど?



「緊張する」

「最初にさっきの態度侘び入れなさいよ」


騒ぎ疲れた男性社員たちは、腹が減ったのか

誰かが買ってきたコンビニ弁当を食べている。

その中から乱暴にイスを一つ奪い、

部屋の中心へ足蹴にするアラサー。

顎で女の子に指示。

そのイスに立ち上がる女の子。

「パパとママを探したいんです!力を貸してください!」


女の子と大人たちの利害が一致。


そこから躍起になって、

この土壇場を乗り切っていく。んだと思う。


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