僕の転生先は異世界だった。
和泉しんご
【僕の転生先は・・・】第一章
【僕の転生先は・・・】第一章
名前、光悦叶夢。
僕は死んだ、年齢十四歳中学三年死因は銃殺で死んだ。
その時、僕ともう一人の少女の命が奪われた。
僕は他者にいつも迷惑をかけて生きていた。地獄に落ちてもおかしくないだろう。
そして、僕の転生先は・・・・・・。
「・・・・・・じょうぶですか!?・・・・・・大丈夫ですか!?」
誰かの掛け声が聞こえる、僕は死んだはずなんだが。
「はっ!」
僕は目を開け、目覚める。すると、僕の目の先には一人の少女がいた。その少女は僕が急
に目を覚ましたため、少し驚いている様子だった。そして、少女は体を少し僕から離して、
「大丈夫ですか?」
少し怖がられている様子だ。
「えっ?あっ・・・はいっ、すみません。大丈夫です」
そして、僕は起き上がり、周りを見わたしながら独り言をつぶやいた。
「ここはどこだ?・・・たしか僕は病院に居たはずじゃあ」
僕が寝ていたのは病院のベットでもなく、棺でもなく綺麗な緑がいっぱいあるところに寝
ていたのだった。そして、少女がゆっくりと僕に近づき、
「あなたもですか?」
その少女は顔を傾げて聞いてきた。そして、僕はこう思った。
『この人も病院にいたのかな?』
そして、僕はその少女を見て、
「あなたがどこにいたかはわかりませんが、僕は病院に居たはずで・・・・す」
この子、よく見ると銀髪だ、グレてるのかな?・・・、にしても、綺麗な人だな。
「どうしたんですか?」
叶夢は少し頬を赤らめ、
「な、何もありません!助けていただき、ありがとうございました!」
僕は顔を背けて言う。
「い、いえ、助けたとかそんなんじゃないって言うか、私もこの森に寝ていたというか」
寝ていた?森?
今きずくとこは・・・・。
「森じゃねーかよ!」
僕は漫才の突っ込み程度の声で叫ぶ。それを見た少女は、
「ふぁっ!」
銀髪の彼女は変な声を出した。そして、
「急にどしたんですか!?そんなに大声で叫んで!?」
叶夢は少し慌てた様子で、
「え、えっとまさか、君もここに寝ていたということは・・・・」
彼女は胸を張って言い放つ。
「もちろん!ここはどこかも知りません!テヘペロッ!」
その最後のはなに?それに初対面の人に(テヘペロッ!)って、この人まずい人では!?
(頭の中でテヘペロッのところ、声が裏返った。)
そして、とむは立ち上がって言った。
「とりあえず、ここを探索してみましょう。そしたら何か見つかるかもしれません」
叶夢に続き少女も立ち上がった。
「そうですね。あと、私の名前は美紗希水希です。よろしくね」
彼女は唐突に自己紹介を始めた。そして、僕も―
「僕の名前は光悦叶夢、よろしく」
そして僕は手を出した。
「えぇ、こちらこそ」
彼女は僕は握手をする。
そして、僕たちは自己紹介を終えると、森を探索し始めた。
「こっちの方に行ってみるか」
僕は森の中で少し明るい方に指を指した。
「そうだね」
それから、僕は獣道を探し、見つけた。
僕はその獣道をたどって行くと、どこかに出られるような気がするから。
「とむくん!」
水希が手招きをして、僕を呼んだ。
「なんだ?」
少女、いや水希の方に寄り顔を寄せて同じ方向を見た。
水希のほほが少し桜色に染まっていた。
「どうしたの?」
って、僕が聞いたら、
「な、なんでもない!」
『あれ?なんか、怒ってる?』
水希はプイッと顔をそらした。
「で、あれは何かな?」
水希が聞いてきた。
そして、僕は目を細めてよく見た。
「あれは・・・・・はっ!伏せて!」
僕は人影に見えた。それからこっちに何かを向けていたので、とっさに水希を伏せさした。
刹那・・・・・
僕の耳近くにものすごいスピードで何赤細いものが飛んできた。それを良く見ると矢だっ
た。その矢は、後ろにあった木に刺さった。
『あっぶねぇー!もう少しずれていたら刺さっていたっしょ!こんなん伏せている自分は
すぐに動けないしっ!』そして、僕は水希の方に目線をやる。
「どうやらあの人は僕たちには協力してくれなさそうだ」
だって、急に攻撃してきたし、これが僕が気絶している間だったら、ゲームではリスキル
だよっ!
けど、何のゲームだったっけ?なぜか思い出そうとすると、頭にもやがかかるように思い
出せない。
「どうしたの?こんなにピンチ状態なのに!?」
水希がものすごく慌てている。
「落ち着いて、今作戦を練るから」
僕はこの後のことを考えた。
あいつはあの木に隠れて、出てこない。
あの野郎、いもりやがって!
とりあえず、忍び足で敵の後ろに行き、攻撃をするという事にした。
「水希さん」
僕は真剣な声で言う。
「はい?」
そして、僕は口を開き―
「もうここで死にましょう」
水希はポカーンとした顔になっていた。そして、
「そんなのいやですよ!いやです!」
水希が僕の肩を持って前へと後ろへと僕の体を激しく揺らす。
「冗談ですからっ!今から作戦を言いますからっ!」
僕がそう言うと体の揺らす力がどんどんと上がっていき、
「今こんな時に冗談言っている暇ある!?時と場合を考えてよっ!」
まったくの正論だった。とりあえず、
「すみません」
とむは頭を下げて言う。
「よろしい、それで作戦というのは?」
水希が首を傾げる。
「今から、僕が敵の後ろに行って、攻撃を仕掛ける。いいですね?」
水希は頷きながら、
「うん、わかった」
「じゃあ、作戦開始」
僕と水希は音を立てずにしゃがみながら敵の後ろに回った。
「僕が手を上げたら水希さんは敵の前に出て、襲撃者の腰を抜かせます。そしたら、僕が
攻撃にかかります」
水希は、頷いた。
「わかったわ」
「僕が手を上げたら、攻撃開始の合図だ。それじゃあ、後で会いましょう」
僕は水希にそう言い、敵の後ろの方にに回った。
そして、僕は手を上げた。そしたら、水希が林から勢いよく飛び出してきた。
びっくりしたのか、敵は思いっきりしりもちをついた。
「てやっ!」
そして、尻もちをついた瞬間を狙って、首チョップをした。
「いててててて、本当に気絶するんだな首チョップ」
僕は今までこんなことしたこと無いから、少し驚きながら手をかばった。
なぜなら、手の指が痛くなったからだ・・・。
「うん、死んでないね」
水希さん?死なないのはあたりまえだよ、運が悪かったら死ぬけど。
「大丈夫だろ、こいつはものすごく体つきがいいし・・・・・」
水希が僕の体を見て、倒れた敵の体を見てまた僕を見るという行為を繰り返していた。
「比べんなっ!」
「えへへ」
笑うな!
「とりあえずこいつから武器を奪っておいて、外を目指すか」
僕は倒れた敵の持ち物を根こそぎ取っていった。
「とりあえず、ロングソードだけ持っておいて下さい」
そう言うと彼女は不満そうな顔をした。
「あのさ、[敬語]と[さん]はやめない?」
水希がそう言った。
「まぁ、いいけど」
僕も少し、不満だったから。けど、この先僕が彼女を守ることができないかも知れない。
この森を出て、この場所のことを理解したら、彼女とは別行動をしよう。
「とりあえず、敵の来た方向に行ってみるか」
「わかった」
僕と水希は歩き出した。
「一体ここはどこなんだろうね」
それがわからないから困っているのでしょう。
「さぁあね、僕にもわからー」
目を閉じて、そう言うと水希が急に、
「見てあれ!」
「って最後まで話し聞けよ!」
彼女は適当に
「ごめんごめん」
少し笑ったろ今。
そして、僕たちが見たのは森の出口だった。
人がいっぱい通っているし、出口かなと思ったけど、看板を見ると{この先村}と書いてあ
ったため、そう判断した。
この先村って、なんか違和感を。
「とりあえず向かってみましょうか」
僕がそう言うと
「け・い・ご」
と彼女は一言噛みしめるように言った。
僕は彼女に睨まれながら、
「はい」
裏返った声で返事をした。だって、ロングソードをこっちに向けてきたから。
「よろしい」
この女は!
僕たちは出口に向かってひたすら歩いた。
そして、
「なんじゃこれ!」
僕は思わずそう言ってしまった。
だって、石の家に冒険者っぽい格好した人たち、意味が分からん。
なに、コスプレ大会でもやっているのか?
しかも手から火を出している人がいる!?
「ま、マジシャン?」
なに?本当にここどこ!?
僕は近くの休んでいる冒険者に聞きに行った。
そしたら、すんなりと教えてくれた。
まぁ、この世界は忘れられた世界、みんなは名のない異世界と言っているらしい。
世界に町村の名前すらないと言われている。
それから、この世界ではモンスターや魔獣などが出てくるらしい。
それに、この世界では冒険をして、それをやりとげたら、報酬をもらうらしい。
RPGみたいだな、それに戦い方はいろいろとあるらしい。接近攻撃に遠距離攻撃。
接近攻撃は剣とかでの攻撃になるな。そして、一番僕が驚いたのはこの世界では魔法が使
えるという事だ。
種族によって、得意な魔法や苦手の魔法があるらしい。
種族の名前はファンタジー用語と変わらないらしい。あと、罪を犯したものには七つの大
罪の名前の種族がつくらしい。
まず、一般冒険者は
レジスト 魔法で魔法を無効化させることを得意とするらしい、けど、カウンターは苦手
らしい。
カウンター これが一番普通かな、攻撃魔法を得意とする種族。けど、レジストが苦手。
ただし、この種族は上級者になるとリフレクションが使えるようになるらしい。
リフレクション 魔法を魔法で跳ね返すのが得意とする。だけど、上級者じゃないと完全
には跳ね返せない。だから、上級者じゃないと少しのダメージを食らうことになる。
ドレイン これは女性がなることが多いらしい。回復魔法を得意とするらしい。あと相手
の魔力を奪うことが出来るらしい。
サーチ 探索と調べるのが得意らしい。これは魔法なのかな?
最後に、オールラウンダー。
これは、全ての種族が使えるらしい。なったらラノベの主人公でもなれるな。
後は罪人になっても、種族は変わらないらしい。まずは、
傲慢 人を見下し、追い詰め、殺した者のことを言う。
強欲 これはレジストの種族のやつらが多い、魔力が体にたまっていくと、自分の中の一
番の魔法が使えるらしい。それのせいか、一般人から魔力を吸収し、殺すという犯罪が起
こっているらしい。
怠惰 これはあまりいない、レアな罪だ。町・村が危険にさらされているのに魔獣を呼び
出したりして、救助作業を遅らせたりする人たちのことを言う。
暴食 これも魔力関係だ。常に自分の体に魔力がないと、暴れたり町・村を破壊するとい
われている。
憤怒 これは傲慢から生み出される怒りとなる。一人を恨み、棺の中に連れ込むまで、死
なないと言う。
色欲 女性を誘拐し、殺した者に付けられる名前。
嫉妬 この世界で一番恐れられていると言う。嫉妬の魔法使いは、とても重い罪を犯した
ものが、他の人が罪を犯すのに嫉妬して、もっとも強い魔法使いだったら町はすぐに吹っ
飛ぶだろう。
僕は何の種族だろうか、今はまだわからない。
あと、この世界から出る方法が一つあるらしい。
それはー
「ラスボスに挑むこと」
僕は聞いたことを全て、水希に話した。
「ラスボスに挑むことかぁ~難しいなぁ~」
水希は背伸びをしながら言った。
「あれだよな、異世界に転生すると戻れないのが普通なはずだろ?」
アニメとか、ラノベの話だったらそのまま異世界にい続けるのが普通ではないのか?
「けど現世に帰れるのなら、ボス戦に挑むか」
そう言って、ベンチから立ち上がった。
「僕少し、武器屋に行ってくる。ここで待っていてくれ」
とむはさっき冒険者から教えてもらった武器屋に行った。
「わかった」
僕は水希を後にし、奪った金貨で武器を買った。
「魔法の書、これさえあれば種族がわかる」
とむは魔法の書を開いて、願った。
「魔法の書発動。僕の種族を知りたい」
刹那、魔法の書が光り始め、開いていたページに文字が書かれていった。
「に、日本語?」
僕が見たのは日本語で書かれた文字だった。
しかも、
「オールラウンダー!?」
僕は何度か顔をつねったりして、確認した。
「夢じゃない」
その後、魔法の書に書かれている魔法の呪文などを見ていた。
「魔法は杖とかでもなく、剣や拳銃でも発動できるんだな、後は手か」
店と宿の間に隠れながら魔法の書を見ていた。
この世界では、魔法を使うものは皆恐れられている。
魔法使いのほとんどは悪行に使ったり、殺人に使うものが多いらしい。
対策はほとんどされていない。
だから、魔法使いはこの世界で一番恐れられている。
「この剣も魔法に使えるのかな?」
そう思って剣を抜こうとしたら、
「何か向こうの方が騒がしいな」
騒がしい方に走って行くと、
「水希!?」
僕が見たものは、男三人が水希と小さい少女を連れ去ろうとしている。
「これはまずいかも!てか、走り出した!?」
行かないと!向かっているのは僕が最初に転生した森!?
これは連れ込まれたらまずいな、
「魔法の書!」
僕は魔法の書を出した。
「接近攻撃しかない!?」
自分が持っている武器がこれだけだからかな?
とりあえず使えるものは使ってみよう。
そ・の・ま・え・に、あいつらに追いつかないと。
僕は屋根につながっている階段を上った。
「このまま走れば!」
とむは屋根を駆け抜け、水希たちの上に来た。
この高さから跳んでも、骨折とかしないよな?だだだだだ大丈夫だろう!
僕は少し怖がりながら、
「てぇや!」
屋根から下りた。
「な!なんだ!?」
男三人組は立ち止まった。
「ここからは通させないよ!」
腕を広げて、逃走を止めた。
「とむくん!」
水希がそう叫んだ後、連れ去ろうとした三人組のリーダーっぽい奴が
前に出てきた。
「あぁ、俺に命令だと?」
こいつなんかむかつく!
「あったばっかなのにタメ語は失礼、ならここからは行かないでくださいぃ」
僕は少しあごを出して相手を威嚇した。
「んだと!おまえらやっちまえ!」
二人同時に来るとは、おもしろい!
とむはポケットにしまっていた魔法の書を出し、
「魔法の書発動!ファイヤーソード!!」
とむは剣を抜いた。抜いた剣は、炎に包まれていた。
「ま、魔法使い?」
「目の色がわからない?オールラウンダーか!」
え、目の色が変わっている?僕が!?って、僕はアニメかなんかの主人公か!?
そんな事言っている暇がない。
「襲ってきたからには抵抗させていただきます」
僕は剣を横向きに構えた。
「まずいですよ!こいつに手を出したら一網打尽です。だって目の色がものすごい勢いで
変わっていますよ!」
男たちの一人がそういった。
魔法使いが目の色を変える。それは本気だという意思表現になっている。それに目の色で
種族もわかる。
「いや、このままこいつを始末する!殺れ!」
この時僕は何も感じなかった。逆に面白くなった。
「なら、殺しあおうではないか!」
僕は暴走し始めているのか?
「あ、あいつは本気だ、本気で殺しあうつもりだ!」
周りの人たちが騒ぎ始めてきた。これ以上騒がしくなったら後々めんどくさい、さっさっ
と決着をつけるか。
「さてと、始めましょう!」
僕は真っ先に水希をつかんでいるやつのところに行った。
「ていやっ!」
そして、男の首に剣を突きつける。
「どうする?ここで彼女たちを逃がすか、ここで死ぬか」
僕は男を睨んでそう言った。
「とむくん後ろ!」
水希の声で後ろから襲ってこようとしているやつらに気がついた。
「はぁー、ストーム」
僕はため息をつき、風魔法を発動させた。
無意識のうちに魔法を発動させたのだ。だって、さっきまで載っていなかった魔法だった
し。
ストームを発動させると、僕を殺そうとした二人は風で飛び、家の壁に頭を強打し、死ん
だ。
今の僕は殺気で溢れている、このまま奴が彼女の手を離さないとこいつは死ぬ。
「さぁ、どうする?仲間も戦闘不可です。あなたみたいな色欲に僕は負けたくもありませ
んし、ここで諦めて逃げていただいた方が命拾いかと」
この男はレジストか、しかも少女誘拐の色欲。
「く、くそっ!」
男は僕の言う事を聞かず、水希と少女を連れ去ろうとした。
「それじゃあ、この世から消えてください。色欲さん。エクスブロー!」
僕はこの魔法を使ったと同時に意識が回復した。そしたら、僕が見た光景は、
「ち、血だまり?」
これを僕がやったのか?
僕は改めて魔法の書を見ると、ものすごく魔法の呪文が増えていた。
その中で僕が発動させた魔法、エクスブローを見た。
「爆発の魔法」
狙いを定めたら、その人の人体だけ爆発させることも可能。
この時の水希の顔すら見れなかった。
僕が唯一見えていたのは、飛び散った手や足、僕と地面に着いた血だけだった。
「そうか、僕は傲慢になったわけか」
僕はそのまま闇に消えていくように、この血だらけの場所からワープした。
「叶夢くん」
水希はそうつぶやいて、少女を家に送った。
少女の家で、当分は留めてもらったらしい。
とむはと言うと、現世で着ていた学校のブレザーの上に、ワープ先で襲撃者から奪ったコー
トを着て、町を歩いていた。
「この世界でも雨が降るんだな」
僕は結局一人になった。
「どっちにせよ、こうなる予定だったんだから」
僕は冷たい雨が振る中、次の町を目指して森を歩いていた。
すると、変な集団にあった。
「盗賊か」
僕はそうつぶやくと、相手の一人が攻撃を仕掛けてきた。
「ちょうどいい、僕もストレス発散をしたかったから」
とむは一度深呼吸をして、
「ファイヤーバースト」
周りは炎により、囲まれた。
盗賊共は、もういなかった。つまり、燃え死んだ。
僕は、盗賊が持っていた武器、金貨を根こそぎ取って、再び歩いた。
そして僕は、
「水希、大丈夫かな」
僕はそうつぶやき、森の闇に消えていった。
そして、水希は―
「ありがとうございます」
あの少女の家で働いていた。
「水希ちゃんいい働きだねー」
少女のお母さんが私にそう言った。
「いえいえ、ここに居させてもらっている分、お礼がしたいので」
「あらーやさしくて親切な子、そういえばあなたのお友達見つかった?」
とむくんのことだった。
「いえ、まだ見つかってないです」
「そう、見つかるといいね」
少女のお母さんはお盆を胸に抱き、そう言った。
「少し、配達に行ってくる」
そう言ったのは、少女のお父さんだった。
「あ、私も手伝います」
「そうか、ありがたい」
「私も行く!」
そして、私と少女と少女のお父さんは馬車に乗り、次の町に向かった。
私は移動中、とある人が目に入った。
「とむくん?」
森の中で休んでいるとむくんらしい人を見かけた。
けど、確実にはわからなかった。黒のコートは着ていなかったから。
「人違いかな?」
私はそのまま馬車に乗ったまま、次の町に向かった。
僕の転生先は異世界だった。 和泉しんご @izumisingo
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