捧ぐのは切なさ
死ぬのは怖くない
なんて言う奴は死を知らない
死ぬのは怖いや
なんて言う奴も死を見ようとしていない
本当に死に触れた人間は
そもそも死についてそんな安易に発言しない
それほどに死とは禁忌なのだ
敬意を払い恐怖を感じ
ただ憎たらしき切なきもの
だから俺は安易に死にたいなんて言う奴は
大嫌いだ
尊い命に対して安易に死ねなんて言う奴も
大嫌いだ
言うべきではないが
人の気持ちを、命を・・
雑に扱おうとする人間こそ
死にゃいい
矛盾ですかい?
でもこの心を説明する一番の近道なんです
今僕が愛を捧げたいのは
今を懸命に生きてる人
強く生きたいと思ってる人
夢に向かって駆け抜けている人
己の命と、それを守ってくれる人々に・・
心から感謝できる人
今僕が壊してやりたいのは
人を傷つけることを楽しむ人
逃避を全て人になすりつける人
人の不幸を蜜の味と思う人
己の命も、周りの想いも願いも命も・・
雑に扱う人
ああ 壊してやりたい
そして改めて思うのは
全ての愛は素晴らしいこと!
全ての愛は美しいこと!
「そういう世界にこそこの命は意味がある」
だから
捧ぐのは恋
捧ぐのは愛
捧ぐのは怒り
捧ぐのは悩み
捧ぐのは悟り
捧ぐのは同情
捧ぐのは虚しさ
捧ぐのは寂しさ
でもやっぱり一番
捧ぐのは切なさ
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