甘い時間

もう戻らない甘い時間。


でも愛しきや、甘い時間。


飽きずにいつも噛んでいるけれど、


もう味もしなくなった。


新しい味が欲しいよおー。


でももう噛みしめるための記憶は作れない。


だって君がいないのだから。


君がいた頃の甘い想い出は今でも、


僕を楽しませる、幸せにしてくれる。


でもそんな君と新しい未来を、想い出を、


刻むことはもうできない。


新しい君の言葉が欲しい。


新しい君をもっと知りたかったのに。


僕の知らない君の笑顔はきっともっとある。


それを見てみたかったなあ。


でもないものはどうすることもできないや。


もう戻らない甘い時間。


でも愛しきや、甘い時間。

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