壊してしまえ、そんなエンドロール
待って、待ってくれ。
こんなこと有り得ない。
何かの間違いだ。
そうに違いない。
君と僕はうまくいってたじゃないか?
何が問題なんだ。
悪いところがあるなら教えておくれ。
直すから・・
いや、時間を巻き戻せばいいか。
少し時間を戻そう。
1時間くらい前がちょうどいいだろう。
ほいっと!
待って、待ってくれ。
こんなこと有り得ない。
何がおかしいんだ。
また同じ結果になるなんて・・
君はどちらにしても僕と別れるのか?
実は元々別れる気だった?
もしそうならここでどう足掻いたところで
意味はないのでは?
先延ばしにしか過ぎない。
結局さよならは来てしまうのか?
いや、諦めるにはまだ早い。
また時間を戻そう。
今度は2、3日前くらいまで。
はいっと!
待って、待ってくれ。
こんなこと信じられない。
もう無理な気がしてしまう。
でも君を失いたくはない。
つらいよ、つらい。
助けてくれ、神でも仏でも誰でも良いから!
それってご都合主義じゃない?
分かってるよ、でももう術がない。
もう出会う前に戻るのも一手だろうか?
第一印象から完璧にすれば何か変わるかも?
今度は3年前だ。
ふいっと!
待って、待ってくれ。
こんなこと、そんな馬鹿な・・。
どう足掻いてもバッドエンドか?
じゃあどうしようもないじゃないか・・
ああ、好きなのに。
それが叶わない。
ならなかったことにすりゃいい。
時を戻せ。
君も子供。僕も子供。心は純粋色。
そして壊してしまおう。
そうさ、それがいい!
壊してしまえ、そんなエンドロール
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