幼い頃から母は私をキャンプに送り出した

協調性の無い私に協調性を持たせる為に

あの頃の私は感情の起伏が激しくて

何かと問題を起こしていた

キャンプでは森の中にテントを張って

年上のお兄さんやお姉さんと

同い年の男の子と女の子と

年下の子供達と一緒に1泊2日のキャンプをした

真夜中に

聞こえて来る虫の音と

家が恋しくなって泣く子供と

息吹をかいて眠る子と

私達を監督する大人の話し声と

色々な音が混じっていたのに

夜はの森は不思議と静寂に包まれていた

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る