再訪

幼少期を一番長く過ごした

私が一番幸せであった頃の故郷

山の上の団地で市営住宅が建ち並ぶ

同世代の子供が多く

建ち並ぶ建物がどれも巨大で

あの頃は全てが大きくて

心の中のその情景は何時も私を

寛容に受け入れてくれる

大人になって訪れる

全てが小さくて

私を受け入れてくれていた団地は

今は私を拒絶する様で

あの日々は

私の心の中で寂しく木霊するだけ

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