鐘
街を歩けば聞こえて来る
幼少期の思い出
何も知らなくても許された
人生の間のほんのちょっぴりの
無秩序で不可思議な日々
目を瞑り、過ぎ去った日々に思いを馳せる
聞こえて来るのは鐘の
何時、聞いたのだろうか?
あの泣きながら帰った夕方か
兄弟と鳩と戯れたあの時か
それとも別れのあの日か
幼い私は何時聞いたのだろう
鐘の
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