「青春ホラー」というジャンルがあるかどうかわかりませんが、今まで読んできた作品とはまたひと味違う世界でした。ホラーだけど、読後感が爽やか。読んでる途中では、どうして『真琴という女』というタイトルにしたのかなと考えていたのですが、読み終わってみると私なりに頷けました。彼女のという一人の女の（霊能者）の生き方、みたいな意味がこめられているのかなって。
　ツヨシさんの作品はどこへ転がっていくのか読めないものが多いので、楽しいです。話数を重ねる物語もドキドキしていいですね。