第4話
それよりも怖かったのがいとこの父親である。
会うたびにお酒を飲みたばこを吸っていた。
顔が絵本の鬼に似ていた。今でも思う。
飲んでいたお酒は鬼ごろしwww
恐怖症だったのかもと、今なら思うが、
会うたびに熱を出していた。
妹は泣きもせずに笑っていた。
私だけが怖がっていて私だけが違う価値観なのかと思っていた。
まあ、その通りだった。弱虫だったのだ。
その頃から母方の祖母にも気を許すまでになっていた。
妹をひいきしない達観した人で、誰よりも私に一番に接してくれた。
私が隅にいたら一緒に隅に来て寄り添ってくれた。
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