閑話

あとがき①


 こんにちは、作者の井上明です。


 World Travel Story(以下・WTS)、ひとまず第1部完結という形を迎えました。ここまで読了してくださってありがとうございます。

 過去にWTSのプロトタイプ版をサイトに密かに載せていた事があるのですが(今は閉鎖中)、小説投稿サイトは初めてで未だに慣れません。ルビとかも振ってないので、読みにくいと思います。直すつもりはあまりないので、この小説はこういうものだと割り切ってください(笑)


 今回は第1部という事で主人公たちが救世主になるまでの経緯、起承転結でいう“起”の部分を描きました。書き終わってから思った事は「正直、伏線とか全部取り払って、ここで完結にしておけば幸せだったかも」です。私の考えている“結”が本当にハッピーエンドと呼べるのか微妙な気がするので、続編を書きながらどうにか軌道修正できないか模索しておきます。嘘です。たぶん本筋は変えません。


 これからもワールド・トラベラーと仲間たちには今回以上の困難が待ち受ける事になるのですが、どうか温かい目で彼等の闘いを見守ってくだされば幸いです。そして(最終的な話になりますが)救世主とは何か、何の為の救世主となるか――彼等はどんな闘いを繰り広げ、どんな結末を迎えるのか。

 そこにも注目してもらえたらなぁと思います。


 それと、これは今後説明する機会がなくなるかもしれないので、一点だけ補足を。第1章最後の空間転移は「ゼンと氷華の魔力」と書いていますが、それ以降は「氷華の魔力」だけで、ゼンは手を翳したりする描写しかしていません。神力石の欠片を宿している状態だった二回目以降、ゼンは力を貸しているふりだけで、実際には氷華だけで空間転移魔術を発動しているという意味です。誰にも気付かれないで終わりそうな伏線の補足説明でした。あとがきから読んでる人にはネタばれでした。

 そんな感じで、この話は大量の複線がばら撒かれています。結構しつこい程に。読んでいて「あれ?」って思ったら、きっとそれは伏線です。勘のいい方は、今後の話の展開にも気付くでしょう。それをぶち壊すお話になる予定です。


 最後に次回予告でも。ちなみにこのWTSシリーズの“本編”は、大きく分けると三部構成になります。

 その一。精霊たちの過去についての詳細なエピソードが語られます。明るくはないです。

 その二。陸見町と陸見学園を舞台に闘いが繰り広げられます。新築された校舎でも容赦なし。

 その三。シンの子供が登場します。血は繋がっていません。

 その四。最重要人物がやっと動き出します。裏主人公ポジションの方です。


 さて、長々となってしまいましたが、あとがき①はこの辺で終了します。

 ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。作者の次回作にご期待ください。 (打ち切り漫画風)

 

 ワールド・トラベラーたちと作者より、読んでくれた方へ感謝を込めて。

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