第7星

私は怖かった。

自分の気持ちに気づいていたからこそ、怖かった。


あの出来事があってから、

君に想いをぶつけられてから、

君をもっと好きになりたいと思ったあの時から。


自分の気持ちにウソをついてしまうんじゃないかって、

5年という年月に捕えられてしまうんじゃないかって、

とても怖かった。

怖かったのに。


君の笑う顔が見たいから、君の笑う声が聞きたいから、

君の声で名前を呼ばれたいから、君のとなりにいたいから、

君の手を握りたいから、君の事を今以上に好きになりたいから。


あれ…?いつの間にか怖さなんて無くなっちゃった。

決めた。私、君に告白する。

今度は私の番、私のこの広がり続ける宇宙を君にぶつけるんだ。

君を飲み込むように、一緒に広げていくように。



私の想いは広がり続ける、宇宙のように。

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