第179話 御きつね様? (31)

 あれから俺なりに色々とイメージをして魔法防御を展開する練習をしたんだよ。


 でないとさ、いつかはくるであろう、天上の神々との闘い……


 それに備える為に色々と俺なりに試行錯誤を重ねながら覚えた魔法防御魔法なんだ。


 だって今度こそ俺はカミさん絶対に守るんだと決めたんだ!


 もう絶対に俺以外の男にはカミさんを触らせないからね!!


 と、思ったよ、俺は──で、その後は「よぉ~し! 行ってみるか!」と、声を漏らしたんだよ。


 何だか今回は行けそうな気がする!!


 俺が二人の喧嘩を仲裁するよ!!


『トォ、オオオオオオオオオオオオッ!』


 と、いった感じで飛び立つ!


 俺の背中の羽根を使用して──『パタパタ……』と。


「……あなた~、わたくしを置いて何処へ行くのですか~?」


 家のカミさんがね、俺と最初に遭った時と同じように。


『ギュ! ギュ! ギュ!』と、俺の足を『ムニュ~!』と、家のカミさん御自慢の二つのたゆんたゆんのオッパイで抱き込んできた。

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