第178話 御きつね様? (30)

 でもさ、俺は二人には仲直りをして欲しい。


 と、なると。さてさて……どうしたものかと、俺も思案を始めるよ。


 う~ん、それにしても痛いだけで終わって良かったよ!


 初めての防御魔法を咄嗟に俺なりイメージして発動した!


 だから上手く防ぐ事が可能だったよ。


 でもさ、いきなりだから全部防ぎ切る事が出来なくて!


 一、二発は身体に直撃してきそうなった玉藻前ちゃんの魔法弾──俺はね、防御魔法を張った左腕ではなくてね。利き腕の右腕でバレーボールの容量で弾き返したんだよ!


 う~ん、何とか上手く出来たから自分なりには関心をした!


 でもね俺は素手で弾き返したから。先程の様子ではないけれど。


『イタタタ……』


 と、声漏らしたんだ。


 だからこれからの課題として、防御魔法の原理を利用して俺の腕に防御魔法のバリアを張りサポーターみたいな感じで使用するのが良いかもと思った!?


 とくに前回夫婦喧嘩で!


 家のカミさんに一方的に負けてしまったのは、俺がカミさんの魔法弾を何度も直撃して受けたのが敗因だから。


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