第66話 別の世界に逃避行? (18)

 まあ、あれだよね、本当にこんな召喚魔法を使用出来る事が解れば。今度こそはうちの可愛いカミさんを守ってやれると思ったよ。


 それにさ、俺の容姿自体も悪役ポイ感じだけど。前にも述べたが、《《魔王様》

 》ポクていいかなとも思うし。

 うちのカミさんに聞いたのだけど、ヴァン神族自体がね、魔力が強いから。天界の神々は魔族、魔族と呼んでいたみたいだよ。


 だからね、丁度良いと思うんだよ。俺がね、愛するフレイヤを守るために、魔王になってやろうと思うんだよ。


 とにかくさ、今はこちらも戦力が不十分だから、他の異世界を『クルクル』と、逃げ回りながら戦力補強をするのもよいし。自分達に合う世界を見つけて、天界に……と、いうか、今は取り敢えずは、あの主神オーディンくそジジイがいるアーガルズに対抗出来る国を造るのも良いかもしれない。


 まあ、取り敢えずはね、昔話の童話や神話……。それこそ、俺の生まれ育った国、日本ならば。アニメやゲーム、ライトノベルの世界のような、うちのカミさんの主人公ヒーローになろうと思うから、これからも魔法をカミさんに教えてもらうというか……。思い出すと述べた方がいいのかな?


 取り敢えずは、俺達ヴァン神族が得意としていた。魔力を高める精進をして頑張ろうと思う。


 そんな、人生最大の決意をしている、俺の最初の魔法がこれだよ。先程行った召喚魔法という奴でね。何とかうちのカミさんの助言もあって、召喚の方も何とか出来た訳だよ。だからさ、俺の目の前に映る光景に思わず感動物だよ。


 先程もさ、うちのカミさんと二人で、多いいに感動をしたけど。本当に沸きに沸いたから。

 まあ、これが今から俺達の直属の部下になるのかと思うと。


 う~ん、まあ、あれだね、少し頼りがないというか……。


 ねぇ~、まあ、あれだよ。


 容姿の方はね、骨骨したスケルトン達しかいないから。弱弱しく見えるんだよね。


「……ん? どうしたのですか、あなた? 悩んだような顔をされてみたり、溜息ばかりしていますが?」


「えっ? あああ、部下達の容姿がね、骨だから………。何か頼りないと思ってね……」


 まあ、今も述べた通りだよ。とにかくさ、骨骨したオジサン達……。ではなくて、彼らか……


 本当に俺が溜息ばかり出るぐらい、雑魚、雑魚キャラしているんだよ。

 だからね、本当に大丈夫? と、思うわけだ。



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