第52話 別の世界に逃避行? (4)
「あのさ、フレイヤ?」
「はぁ~い、なぁ~に、あなた?」
「先程の俺の君への問い掛け、なんだけれども……」
「えっ? あああ、そういえば、あなた。
ありゃま、どうも
まあ、仕方がない事かな?
だってフレイヤの話しによると。俺に甘えるのは、遠い遠い昔の神話の時代からみたいだから。
「……うっ、うん、えっ、えとね……。先程から、警察や機動隊のおじさん達が撃ってくる鉄砲の弾が痛いから。取り敢えずは、ここから逃げた方がいいんじゃないのかな?」
俺さ、こんな感じで
だって先程から夫婦仲良く、『チュチュ』と、キスを交わしたりして、お互い仲良く甘えて、愛を確かめあっているのに。
どうしてもさ、大人という奴は、若い?
……ん? どうなんだろう?
まあ、いいか、取り敢えず話しは置いておいてと……。
まあ、とにかくね。大人という輩達は、若い者達の事を理解できないから。邪魔をするんだよ。こんな風に……。
「けっ、けしからん! わしらの目の前でイチャイチャ戯れるとは。わしらを舐めているようにしか見えん……。こ、攻撃だ──撃て! 撃て! 撃て──!」
と、先程の同じように。爆竹花火に良く似た音が響き渡る。『バン! バン! バン!』と、なり終えたら。俺達の体から弾かれて音が『カンカンカン』と、辺りの物に当たったり、地面に落ちる音がキリも無いぐらいに聞こえるんだよ。
だからね、どう述べたら良いのだろうか?
人の目と鉄砲の弾が気になって、仕方がない俺だから。ついついと、大きくなっても直ぐに萎れるから。
するとさ、
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