第17話 前世からの女性? (17)

 だから俺自身、フレイヤ様にはハッキリと断ろうと思うよ。これ以上俺に付きまとわないでくださいと。


 まあ、そういう事だから俺は、また飛びあがるのは辞めてね、下に降り女神フレイヤ様と話しをしてみょうと思う。


〈バタバタ……〉


『よし!』と、自身の心の中で頷きながら、特撮ヒーローみたいに着地をしたのだ。


 デヘヘヘ……。どうだ~! 俺って凄いだろ~?


 まあ、俺の周りの人達や知り合い等に空を飛べる事が出来るのだと、自慢をしたくなるぐらいだよ。


 最初の頃は嫌だ嫌だと、思っていたこの容姿も、段々と慣れてくると、アニメやライトノベルの世界観みたいに、俺は魔王で主役になったような気分だする。


 そう、まるで?


 某マンガの巨匠の先生の作品でもある、デ○ル○ンになったような気分の俺だから、実は少しばかり嬉しい。


 だから一人心の中で、『ワッハッハッハッ……』どうだ~? カッコイイだろう~?と、先程から一人で微笑んでいる俺がいる……。


「あなた~、何がそんなにも、嬉しそうな顔をしているのですか~? 先程からあなたのお顔がニヤニヤと緩んでいるようですが~?」

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