第2話 前世からの女性? (2)

「だから、どうしたというのですか、この浮気者ぉおおおおおおっ! (プイ!)」


 まあ、男の俺に対して一丁前に……。


 それも女性の分際で反抗迄もしてきた。


 だから俺は、『ううう……』と、唸り声をあげたくなる。


 まあ、本当に腹の立つ女だよ。


 先程迄俺が連れていた知り合いの女達よりも確かに容姿の方は、雲泥の差で、目の前の女性の法が良いとも思うけれど。


 それでも俺は何故だか分からないが?


 目の前の女性が、何かしら気に入らないのだよ。


 まあ、そんな状態の俺は、傍から見ると、何故そんなに目の前の女性を叱るの?


 あのさぁ、可愛そうだから目の前の女性の事を許してやれよ! と、皆は思うかも知れないけれど。


 まあ、どう述べれば良いかな?


 実はね? とにかく俺の容姿の方が本当に凄い事になっているのだよ。


 先ず普通の人達が、俺の容姿を見たら──。


 後退りを始めてね。


「食われるぅううううううっ! 助けてくれぇええええええっ!」


 絶叫を上げながら──。


 この場から逃げたくなるぐらいの容姿を持ったに、俺は変身させられたのだよ。


 目の前の女性に……。


 だから俺をこんな容姿にした彼女の事を憤怒しながら怒号を放つている最中なのだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る