花火
花火を見つめる横顔に
ひそかに息をつめては目を逸らす
出来ない質問 頭に廻り
手持ちぶさたでいじった砂は
真昼の熱を保ってた
花火を見つめる横顔は
ひそかに決意をつめては胸を反らす
幸せになって欲しいと
何度も祈りながら
消え行く花火を見詰めてた
幸せになって欲しいと
何度も祈りながら
消え行く恋を見詰めてた
出来ない質問頭に廻り
勢い余って握った腕は
真夏の恋を保ってた
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