幻想の けもの

遊士

プロローグ

拝啓 大切な恩人たちへ


皆さま元気にしているでしょうか


ここに来て三日が経とうとしています


俺は今元気に森の中を全力で走っております


草をかき分け、木の根に足を取られそうになりながらも懸命に走っております


まだまだ走れそうです


少しは体力がついたのではないでしょうか?



さて、なぜこのような事態になっているかと言いますと…







「そこの怪しいやつ!おとなしく止まれ!」


「少し話をしたいだけなんですー!」


「ジャパリまんあげますからー!」




…武器を持った猛獣(?)が、後ろから追ってきているからです



…どうして、どうして、こんなことに

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