茨城県応援・特別SS・神栖市・日本三霊泉(人物設定200話付近とする)
整備を進めている東国三社の一つ息栖神社がある神栖をお初と共に遠乗り(馬乗り)で、やって来た。
茶々達三姉妹は馬は武人並、特にお初は流鏑馬すら得意なほどだ。
「ふぅ~気持ち良いな、久々の遠乗りで汗をかいたよ。 少し口を潤して・・・・・・」
「えっ!そこ海ではないのですか?」
「あ~これ?周りは海水なんだけど、底から真水が湧き出しているんだよ。忍潮井って言う、伊勢の明星井、伏見の直井、そしてこの常陸の忍潮井は日本三霊泉の一つ」
「日本三霊泉ねぇ~霊験あらたかそう」
「日本三霊泉なんて自慢できることなのにそれをアピール出来てない、茨城県民・・・・・・まさに『ごじゃっぺ~』だよ。 ひよりんもここをアピールしようよ」
「どうしたのです?一人で熱くなって・・・・・・あら、美味しい」
忍潮井は辺り一面が海水におおわれておるところに、真水の水脈が発見され噴出させたところ、辺りの海水を押しのけて真水が湧出したことから、忍潮井の名がつけられたそうだ。平成時代は飲用には適していなかったが、お水取りが手水舎で出来、清めるための水や神棚にお供えする水に使っていた。
湧き出したころから、この息栖神社周辺の生活用水として活用されている大切な水。
「不思議ね、しかも二つ?」
「男瓶と女瓶と呼ぶんだよ。 なんか物語が語り継がれていたはずだけど・・・・・・忘れた」
「忘れた?あ~なんか奥歯に物が詰まった感じ、良いわ!私、神主さんに聞いてくる」
そう言って、お初は社務所のほうに走って行った。
うん、この息栖の井戸、詳しいことはホームページで検索してね・・・・・・。
って、俺は誰に言っているのやら?
俺も聞いてこなければ東国三社詣でを推奨発展させようとしている身で知らないとは言えないな。
社務所に出向くと、お初は馬鹿正直に名乗ってしまい大変恐縮させてしまった。
う~お忍びで来た意味ないじゃん。
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