茨城県応援・特別SS・牛久市(人物設定200話付近とする)

 牛久牛久牛久・・・・・・大仏様、建立出来ないだろうか?


流石に無理か・・・・・・。




「御主人様、なにか悩んでいるのです?」




帳簿をひたすら見ていると、梅子がお昼ご飯の知らせに来た。




「んとね、大仏様を建立出来ないか考えていたんだよ」


「御大仏様? 御主人様には珍しいのです」


「ん?」


「だって、ほら神社への寄進が多いではないですか? それに、ほら、先の戦で一向宗を・・・・・・」


「あ~戦とは別だよ。 それに俺、一向宗に偏見はないし。 寺院にも少しずつだけど寄進してるよ」


「では、なにに悩んでいたのです?」


「巨大な大仏様だからだよ」


「巨大な? えっと、見たことはないのですが、噂に聞く奈良の大仏様や、鎌倉の大仏様のようなですか?です」


「うん、それよりもっと巨大なの。 俺の知る牛久にはあったんだよ」


「へ~そんな大きなの作れるんですか?」


「財政的に厳しいかな。 城、あっちこっちに建ててるし、港も整備しているから、まぁ~将来的な夢かな」


「御主人様の夢、私達には想像出来ないほどのものです。 巨大なってどのくらいです?」


「奈良の大仏よりデカい立仏像をって、奈良の大仏を知らないと説明難しいか、ん~この天守より高い大きさ」


「またまたまたまた、その様な物、作れるはずがないのです。 梅子を馬鹿にしないで下さいです」


「馬鹿になんかしてないよ。 実際牛久には作られるんだから、大体400年後」


「それ、御主人様の夢の中?占いの世界で見たのですか?」


「う~占いか・・・・・・まぁ~そう言うことに」


「御主人様、それよりお昼冷めちゃいますよです」


「うん、今、行く」




・・・・・・何万石の領地があれば牛久大仏建立出来るかな?


それより技術的にあの巨大な大仏は可能なのだろうか?


出来ることなら、あの大仏様の他にも不動明王や薬師如来も同じサイズで建立したいなぁ。


それこそ夢か。




梅子達は奈良の大仏も実際には知らないのか・・・・・・今度、安土に行くとき同行させて、奈良の大仏参りしてくるか。


って?大仏殿、燃えたままか? 信忠様に幕府として再建するよう言上せねば・・・・・・。

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