第684話 神聖ローマ帝国海軍対柳生宗矩・アドリア海大戦
御大将よりアドリア海の制海権確保を命じられオスマン帝国の旧型の戦艦とともに日々警戒に当たっていた。
前田慶次殿の働きでイタリア半島はほぼ統一された。
敵は躍起になるだろうな。
「前方に煙が見えるぞ~」
なに?敵が作っていた蒸気機関戦艦か?
「数は?」
「殿、およそ30隻が見えます。新型船です」
こちらの戦力は蒸気機関外輪式推進装置付機帆船型鉄甲船戦艦2隻
我が不動明王と真壁氏幹の毘沙門天・・・・・・あとは小型蒸気機関鉄甲船の護衛艦10隻とオスマン帝国の帆船10隻か。
艦隊決戦・・・・・・大砲も進化していると考えるとなると分が悪い。
せめて真田幸村の伊弉諾尊と同型船があればな・・・・・・無い物ねだりは今はすまい。
「全艦砲撃準備、それと同時に敵艦に乗り込む準備をせよ。敵艦隊の大砲の飛距離が同じだった場合突撃し乗り移る。我が柳生の剣の錆にしてくれよう」
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
結果、やはり相手もほぼ同じ性能まで進化をしていた。
砲撃戦は今までにないくらい不利な状況にまでなった。
黒坂艦隊を方々に分散していたのが徒となった。
全滅を避けるために不動明王と毘沙門天で突っ込み、敵戦艦の甲板で大暴れをし柳生の剣の恐ろしさを見せつけた。
敵に大打撃を与えたところで艦を自爆させ乗組員は小型蒸気機関鉄甲船の護衛艦とオスマン帝国の船に助けて貰った。
すぐに立て直さねば。
御大将にお知らせせねば。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます