第503話 周りの変化
日本を離れて数年で変わっていることも多々ある。
まず、茶々が産んでくれた男の子。
1596年10月16日生まれの七男はもう8歳だ。
猿田彦からあやかり猿田の名を手紙でつけるように指示をしていた。
やはり、長く離れていたので父親として認識がされないでいるが、そこは他の子供達がべったりとしているのにつられて心の距離はすぐに縮まった。
次に15歳になった長女・彩華は織田秀信に嫁いで安土城に住んでいる。
織田家との血縁関係はさらに深まったのは言うまでもない。
家臣にあらずが、縁戚。
ますます微妙な立ち位置な気もするが、誰かの家臣になると言うのは今でも抵抗があるのと、織田信長が許してくれているのでそれに甘えていよう。
さらに、茶々は従三位中納言から正三位大納言・常陸介となっている。
名実共に俺の補佐役である官位・常陸介だ。
お初も海外遠征の功績で従五位少納言から従三位中納言昇進した。
お江も従五位少納言に任官された。
海外遠征に活躍した俺の家臣達は俺から加増する。
オーストラリアが領地でもあるので、分け与える領地には事欠かない。
俺の家臣であるのに大名並の家禄を持つ家臣だ。
そんななか、一人だけ特殊な位置にいる森力丸は幕府から下野一カ国37万石を拝領して従三位中納言・下野守となった。
常陸国の監視をするのにそれにふさわしいだけの領地を与えられたのだ。
「私の主は御大将でございます」
と、公言している森力丸は下野の政治は常陸国と合わせて行っている。
その為、国境にこだわらず下野も俺の常陸国色が強い影響を及ぼしている。
ふふふ。栃木県吸収・・・・・・ふふふ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます