第478話 スパゲッティ
ジブラルタルを占領したからと言ってすべての船に砲撃するわけではない。
商船・民間船は検閲後入港を許可している。
ジブラルタル城築城に多くの人が集まり、食料の補給なども必要だからだ。
ほとんどの商船はオスマントルコ帝国側の船だが。
そんな食料の中に、スパゲッティを見つけた。
「おっ、久々にスパゲッティ食べるか。久々だな~」
もう何年も食べていなかったスパゲッティを懐かしく思い、食べたくなった。
「桜子、豚肉を細かくしてそれをトマトと一緒に煮込んで」
と、桜子に頼むと、丸々と大きい豚・・・・・・イベリコ豚が生きたまま連れてこられた。
だから、なんで食材を生きたまま連れてくるかな・・・・・・。
いつものごとく前田慶次が槍で一突きにして絞めていた。
うん。もう慣れたよ。
イベリコ豚は捌かれ肉の塊となる。
桜子はそれを包丁でひたすら細かくしてミンチ肉を作り、煮込んだトマトと合わせてソースを作ってくれる。
塩胡椒で味を調えている。
味見をすると希望のソースの完成。
茹でたパスタにそのソースをかける。
ミートソーススパゲッティの完成だ。
「美味しい。流石、真琴様の料理、変態的に美味しいございます」
と、いつもながらに棘がある言い回しで言うお初。
「マコ~、美味しい。南蛮の麺も美味しいね」
と、お江は素直に喜んでくれるのが嬉しい。
「御主人様、美味しいのですが、細かくするのが幾分大変でして」
と、料理全般を任せている桜子が言う。
「たしか、ミンチにする機械有ると思うから注文してみよう」
ミンチ肉にするための機械はあると便利なので商人に発注した。
兵士達にも同じ物を食べて貰いたいので、大量にミンチを作れる機械は欲しいところだ。
ハンバーグも食べたいので買っておくと良いだろう。
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