第342話 豪州統制大将軍
「常陸、このオーストラリア大陸の統治を任せたい」
俺と信長は大地に沈む壮大な夕日を見ながら酒を酌み交わしていた。
周りではカンガルーが跳ねわけのわからぬ生き物の鳴き声が聞こえる世界。
「ちょっと、俺はこれ以上の領地は欲しいとは思わないし常陸には帰りたいんですけど」
「ははははは、常陸は名目上の役職にいくつもついているではないか?なにを今更言っている」
そうだ俺は副将軍・造幣方奉行兼安土暦奉行で右大臣で常陸守、わけがわからないくらい官位役職に着いている。
俺は領地より官位役職のほうがなにかの褒美なら嬉しいくらいだ。
領地など自分の家族が食べれて、そこそこ贅沢出来ればそれで良いくらいだ。
「それに常陸の頭の中ではどうやって統治して日本に有益になるように、出来るように考えてあるのだろ?なら、もはや決まりではないか、よってオーストラリア大陸統制大将軍とする」
「すみません、その役職名ダサいです。俺の時代にはオーストラリアは豪州と言われますから豪州統制大将軍のほうが、それと俺が統制するなら説得してほしいと言うか命じて欲しい人がおりますが良いですね?」
「好き勝手に言えるのは常陸だけだな。ははははは、あぁ、良いだろう、豪州統制大将軍の常陸に、その者に与力になるように命じよう。先ずは日本に帰るか」
俺は西にいるはずの宗矩に向け一隻向かわせ引き続き統治するように命じる。
オーストラリア大陸・パプアニューギニア島・ニューカレドニア島などの守備の戦艦を残し15隻で日本に向けて出航した。
俺の肩書き、官位役職は従二位右大臣・豪州統制大将軍兼造幣方奉行兼安土暦奉行になった。
オーストラリア大陸の発展にはとある人物を考えている。
織田信長の命なら絶対に逆らわないだろう人物だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます