第264話 褐色肌美少女ロリ巨乳と雪

 ラララとリリリが来て一週間、茨城城に大雪が降り積もった。


俺はいつもの本革仕様熊の着ぐるみプ○さん毛皮を着て丸くなりながら庭が見える廊下で見ていると、


「わわわわわ、まっしろでありますとです」


と、ラララは庭に駆けだし喜び


「すごいすっすねっだっぺ」


と、なぜか日本語がおかしくなる一方のリリリは雪を両手で救っては上に放り投げて遊んでいる。


褐色美少女巨乳ロリと雪の景色はとても絵になる。


「雪フルル 褐色美少女 戯れて」


と、一句読んでいるとハイハイを覚えたての武丸に軽く太ももを叩かれた。


なぜだろうか?誰か教えているのか?


「なんだ、武丸、今年の終わりの雪ならきっと一緒に遊べるんじゃないか?」


と、言いながら抱き上げると、彩華が後ろ足を引きずるズリズリハイハイでニコニコしながら近づいてくる。


彩華も抱き左手側で抱き上げる。


と、仁保が寝返りでごろんごろんと転がって近づいてくる、


「なぜにそうなったー」


と、思わず突っ込みを入れてしまうと後ろにいた今日の育児担当の桜子が抱き上げる。


茶々達は交代で育児をしながら任せてある仕事に復帰しつつある。


桜子は仁保を抱きながら隣に座ると、


「なぜか今はこれがお気に入りみたいなんですよ、転がりすぎて気持ち悪くなるみたいなんですがね」


と、少し困り顔で言って、抱えられた仁保は目をぐるぐるとしていた。


仁保を俺の股の間に座らせ三人抱くととても暖かい。


「たけまるさま、いろはさま、にほさま、ゆきですよです」


と、軽く握った雪を渡してくりれるラララ


武丸が手に取り、小さな両手で温め溶かしては泣いた。


「たべてもおいしくないですんだっぺ」


と、リリリ。


「あー雪だからね基本水だから味はしないぞ」


「ふしぎでなんだっぺ」


と、リリリ。


この時代の雪は綺麗だ。


空気が科学部質などで汚染されていない。


また、この時代は雪を冬場に洞窟や専用の保存庫に冬のうちに押し固めて夏まで保存して、夏場に食べるという高級かき氷も存在する。


だから雪を食べるのをやめなさいとは俺の感覚で注意してしまうのは間違いな気もするので言わない。


夏場、富山越後などから京の都に運ばれて権力者、公家や将軍が食べるらしいが、その場合、砂糖汁をかけるらしいが物足りない気がする。


「おっ、これはいいかも」


夏に作って献上すれば喜ばれるかなと、料理のアイデアが一つ浮かんだ。


夏に氷の上にかける物。


良きかな良きかな。

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