第160話 星の城

 日本のと言うか戦国時代から江戸初期の城の縄張り、堀や土塁で作られる城の大きな作り・形には、二条城などの輪郭式・水戸城などの連格式・岡山城などの梯郭式・姫路城などの渦郭式と言う縄張りがあるが江戸の末期に陵堡式と呼ばれる西洋式の星型の城が作られる。


それは、函館の五稜郭。


星型の三角の辺を活用することで、効果的に城から銃撃が出来、死角がないのが特徴。


上から見れば、五稜郭は亀のようにも見える。


これを土浦の桜川と花室川の高台を利用して築城する。


北は桜川、南は花室川を総構えの堀としての役割を持たせ大地を切り崩し、星型の城を作る。


城の東端は霞ケ浦に直結する港を構える。


手薄になりそうな西側には、これまでの馬出しと呼ばれる防衛施設ではなく、半月堡と呼ばれる三角形の防衛施設を作れば、銃火器での防衛に堅牢な城が出来上がる。


城下町は、その城が立つ西に広がる稲敷大地を利用すれば、洪水の被害が少ない町が作りるはず。


桜川低地帯は田畑として活用し農民の住居は、その低地帯でも高くなる微高地を活用、さらに、土浦城の対岸になる高野に補助となる城を築く、土浦市全面活用ができる。


霞ケ浦を琵琶湖のように船で往来を盛んにすれば広い土地が活用できる。


さらに北浦も活用すれば、鹿島灘だってすぐになる。


鹿島神宮を含む鹿島城も再整備をすれば、海からの敵の侵入も阻める。


よし、家康には悪いが少し無理を頼んでみるか。


新土浦城築城・高野城築城・鹿島城改築、そして、北浦・利根川との行き来の為の水路の整備を大治水工事を頼む。


徳川家には悪いが、この際だ、茨城の発展のために尽力してもらおう。


ぬははははははははははは。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る