わずらわしい世界

光が強すぎて目を伏せる

音がうるさすぎて耳をふさ

風が髪を巻き上げ前を見えなくする

雨が体も心も水浸しにする


沈みこんだ心は

何を見ても

何を聞いても

わずらわしいことばかり


心の電池が切れて

もう動けない


ベランダから町を見下ろし

ほこりっぽさでき込む


はぁ、なんの感情もいてこないや


そよ風が前髪をでて

すずめを連れてきた


君は何を思ってここで生きているの?

優しい瞳が私を見つめて

数秒で羽ばたいていった


考えるからダメなんだな

この世界は何もないし何でもある

考え方1つでどうにでもなる


疲れたら少し休んで

またあの煩わしい世界へ


今度はちょっといい加減に

おもしろおかしくふざけてみようか

あの世界で

どうやったら楽しく生きられるのか

試してみるのも悪くない

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