梅雨、初めました。

チキン

一話完結

梅雨、始めました。



梅雨、始まりました。


ムスっ~!!むすむすむす~っ!


ムスんで開かれる~、


あぢぃ、そんなに気温高くないのにあぢぃ、


梅雨将軍の襲来、


梅雨、アゲイン、ハッピーバースデイつ~ゆ。


この、もわっとしたような熱、人肌のような熱、

私は熱に抱擁されております、

いや、ホールドを決められてるのかもしれない。


タップタップ、梅雨タァ~プッ!!


審判なしの無制限試合。


時おり吹くセコンドからの冷たい風のありがたさ。


どこまでも私の身体をムスばんでゆく。


もふぁっともんもんとむんむんと天然加湿器。


美肌効果はあるのカシラ。


まだまだ幕はあいたばかり、


梅雨一座のワンマン公演、


即日完売ソウルドアウトときたもんだ、


熱いライヴを繰り広げるぜ、お前らついてきな、


、はぁ~ぃ。


びしっと汗、汗のナイアガラ、汗模様、アーセナル、


ぼくの目の前に梅雨が舞い降りてきた。

それはどうしようもない梅雨だった。


まだまだ序の口だね、まだ夜明け前だよね、


これから梅雨との長い闘いが始まる…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

梅雨、初めました。 チキン @green4649

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る