疑心暗鬼
チキン
一話完結
嫌われてしまったかなぁ…
でわたしの心を重くする。
心に重力を感じる。
感覚、行動を鈍くする。
心ってキューン鳴くんだな。
心は小動物。
心は草食系。
胸に小動物飼ってます。
名前はキュンです。
疑心暗鬼が顔を覗かせる。
「やってる?」
ばーか、ここは居酒屋じゃねーぞ、
いやぁ、今日はビールが安い日だからさぁ、来ちゃたよ。
うちは予約制だが、常連の疑心暗鬼さんを通さないわけにはいかない。
ラストオーダーまでずっと居続けやがる。
たいして注文しないくせにベラベラ喋りやがって。
でも、不思議と、悪いやつじゃあねーんだよな。
じゃあまた来るからよぉー。
うるせぇ、二度とくんなよぉー。
笑いながら去っていく疑心暗鬼、
笑いながら送り出すわたし、
次はいつ突拍子もなくやってくるだろうか。
疑心暗鬼 チキン @green4649
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます