第39話 初ダンジョン


パーティ・Gattino子猫の軍資金使い込みが発覚した。


事もあろうに、レオン以外の者達で相談して買っていたのだ!


此れには、レオンも激怒して怒っていた!


そのレオンの怒りを静める為に、アンジェ達は謝って軍資金の返却を

約束したのである。


アンジェ達の約束を信じて、レオンも怒りを沈める事にした。


レオンもアンジェ達に、言いたい事があったのだろう!


少し怒った口調のまま、アンジェ達に言っている!


「今度から俺にも相談してから、買い物をして欲しいものだ!」


レオンはアンジェ達に、そう伝えたのだった!


アンジェも反省をしながら、解ったと答えたのである。


これで、テント問題は解決したのである!



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{ダンジョン入り口}


アンの装備も昨日、完成して受け取りに行って来た。


食料も多く買い込んでいる!


その他の、生活必需品や探索用品などの購入も大丈夫!


予備武器の手入れは大丈夫!


テント.....テントも持ってきている!


水も大量に持ってきた!


全てアイテム袋に収納済み!


初ダンジョンに出発である。




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ダンジョンの中に入ると、洞窟なので少し湿っていた。


ジメジメと言う程では無かった、洞窟特有の匂いも鼻に付く!


此れがダンジョンなのか!?


アンを見つけた洞窟と、そんなに変わらないな!


ダンジョンで出てくる敵は、魔獣が主な敵であった。


魔獣はビック・マウス アース・バイパー アース・スパイダー


グレー・ウルフ レッド・ウルフ ワイド・ボア デュー・ホーン


等の魔獣が主である!


地下1階から10階までは、グレー・ウルフ レッド・ウルフ ビック・マウスが

出てくるみたいだ!


地下11階から20階までが、アース・バイパー デュー・ホーン ワイド・ボアが

出てくる!


地下21階から30階までが、アース・スパイダーになる!


1階から10階までは、比較的に楽に勧めるだろう、戦いなれたウルフ系だからだ。


地下1階を進むと、2~3匹のウルフ系が出てきた。


俺のクロスボウとヨハン爺さんの弓で、簡単に倒していっている。


俺のクロスボウの矢も、ダンジョンに入るから大量に購入していた。


何本か折れて、使えなくなったとしても大丈夫な様に!


大概は、使った後に再利用するから、問題はないのだが!


たまに、魔獣に折られたりするのだ。


刺さった矢を引き抜こうとして、魔獣は折るのである。


ヨハン爺さんの矢は、折られる心配は無いから安心だが、俺の矢には数の制限があった。


だから矢を折られない様に、敵の手が届かない場所に打ち込むしかない!


敵が背後を見せた時や、飛んだ時などに、矢を打ち込むのが一番良い。


そうすれば、戦闘中には矢が折られないで済むのだ。


ダンジョンでは、倒した魔獣は戦利品だけを残して、ダンジョンに吸収されていった事に俺は驚いた!


此れがダンジョンが大きくなる仕組みなのかと関心もする!


魔獣も冒険者も倒れたら、ダンジョンの栄養になるだけだ。


だからダンジョン内では死ねない!


遺体も残らないからだ。


仲間の遺体も残らないのは、正直に言うと辛かった。


戦死したのならば、ちゃんと埋葬して遣りたいからだ!


それが戦友に対しての、最低限の敬意と俺は思っていたのだ。


だが!此処のダンジョンの敵は、戦った事がある敵ばかりだ!


無理をしなければ死にはしない!


だから落ち着いて安全に、前に進むだけである!


1階の階層ボスの部屋まで、辿り着いたのだが先客が居たのだ。


ダンジョンでは順番を守らないと悪い!


そうしないと、余計な争いごとになるからだ。


ダンジョン内で、冒険者同士で殺し合いとかは勘弁して欲しい!


余計な揉め事を起さない為に、静に順番を待つとしよう。


待っている間に、俺達は食事などをしながら準備を整えていた。

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