第13話 初サントリー

もうひと月半前になりますが、行ってきました、サントリーホール。ドレスデン歌劇場管弦楽団来日演奏会。指揮はクリスティアン・ティーレマン。


●10月31日水曜日19時より

① シューマン:交響曲第1番  変ロ長調 「春」 作品38

②シューマン:交響曲第2番  ハ長調 作品61


●11月1日木曜日19時より

①シューマン:交響曲第3番  変ホ長調 「ライン」 作品97

②シューマン:交響曲第4番  ニ短調 作品120


素敵なホールでした、「クラシック音楽館」でテレビでは見慣れています。実際は思っていたほど大きくなくて、いい感じです。あまり広いホールが好きじゃないので。

舞台周りの客席も低い位置にあるので、誰か言っていましたが、P席(オルガンのすぐ前にある席)に座っていると、指揮されているみたいだ、と。


私は、右側のティーレマンの横顔がまっすぐ見える席。テレビカメラが全体を映すように、一望できて良かったです。一日目はその指揮者横顔バッチリ席。

二日目は一階の前から10列目、右ブロックの中央通路側。木管奏者がよく見えません。弦楽器のうねる感じも上から見るほうが楽しい。


演奏について少しだけ。

ここのところ室内楽に足を運ぶことが多くなってきたこともあり、オーケストラを目にするのが新鮮、それもヨーロッパ屈指の名門であり、毎年恒例のウィーンフィルのニューイヤーコンサートの指揮者なのです!

正直、あまりにも雲の上過ぎて語彙が追い付きません。

弦楽器も、木管金管も、打楽器もすべてが輝かしく、私の人生を美しいものにしてくれたので、一日目の一曲目の後に死んでしまっても後悔はない、というぐらいでした。

第1番「春」の交響曲の斬新な起伏。カーブはより鋭角に、真っすぐはより伸びやかに。明るい青空に緑が萌え出て大輪の花が咲き誇る。面白かったぁ、楽しかったぁ。そんな第一楽章でした。







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