真夜中の音楽室

第１話 生没年

ツイッターの熱心なシューベルトシューマンブラームス好きの方が、「シューベルトが生まれた年から100年後にブラームスが没した」と興奮気味に呟かれた。えええ？　そうなの？　そうでした。

シューベルト　1797年～1828年

ブラームス　　1833年～1897年

ということは、1997年はシューベルト生誕200年、ブラームス没後100年だったのね。

1997年当時、私はクラシックを聴いてはいたけれど、ちょっと有名な曲をなんとなーく楽しむだけのライト層で。だから、メモリアルイヤーに興味はなく。当時はSNSもなかったから、どんな風にお祝いしたのか想像できませんが。盛り上がったのかな？

そもそも、子どもの頃算数嫌いだったからか、歴史の年号覚えるのは好きになれず仕舞いで学生時代は終わりました。

でも、今は歴史上のできごとが何年だったか、とくに作曲家の生没年はすごく気にしています。

なぜなら、音楽は時代を映している(シューマン本に書かれていたページが出ないが)から。

活動時期が同じ作曲家に共通するものが時代性、違いが個性と言い切るのはいささか乱暴かな。

いつかどこかで、腑に落ちる時がくるに違いない。楽しみ。