遠い昔、始まりの話

 昔々、そらに大きな穴が開いちゃいました。

 そのせいで天から大量の雨が落ちて、天地は一度水でだぶつきました。

 曇り曇った空の下は、まるで地獄に陥るように渦巻の津波が土地を教わっていました。

 ところが、ある日突然。

 天に空いていた穴から一本の樹が地上に落ちました。

 地上に落ちた二本の樹は何日も休まずに溢れる全ての水を吸い取って、どんどん成長し続けました。

 やがて、大量の水が樹の養分になった数年後、地上に『人』が姿を見せました。

 樹は新たな人類と出会ったことを記念として人類に二つのプレゼントをあげました。

 一つは世界の始まりから生き残る『生命力』と者を知る『知識』でありました。

 樹から貰ったプレゼントのおかげで人間はどんどん数を増やしました。

 その数は大規模になって、まもなく『人類』と名乗る集団になりました。

 すべてが順調に流れていくところで、人類は予想外の問題と出会います。

 それは人が死に向かう『運命』でした。

 死の恐怖を知らなかった人類は死の運命から逃げるために、世界の始まりから生き続けた樹を斬って、その場に研究所バベルを経てて方法を探し始めました。

 しかし、すでに人類の手で死に向かった樹から答えは見つかれませんでした。

 きっつらはちで、斬った樹の根元から今まで発見されなかったウイルスが目を覚まして、人類の二分の一がウイルスに感染しました。

 人を助けるための研究がむしろ人をウイルスに感染させ、再び人を襲う危機を生み出す状況になるとは、誰一人も予想できなかった思います。

 でも、人類の中でも一番頭がいい科学者たちは諦めずに研究を続け、やがて樹の遺伝子からとある『細胞』を創り出します。

 樹の生命力と知識を組み合わせて創った細胞は『ハナ』と名を付けて、まず抵抗力が低い子供から収入しました。

 花は人類が死との戦いから勝てる希望になりました。

 このチャンスを逃したくなかった人類は生存者を集め、素早く大きな村を設立しました。

 人類はそれを庭と書いて、『ガーデン』と呼びました。

 未だにも人類と死の運命は戦っています。



 

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