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「おにぎり寄ってみますか?」

こちらから声をかけたら

動きやすいのかも(?)と思いつきで言ってみた。


「え?いや、いいよパンにしよ」


これは遠慮なのか半ば意地もあるのか


暫く二人して黙ったまま

先を急いだ。


お昼を等に過ぎているのに

パン屋さんは意外にも繁盛していた


パンをごゆっくり選ぶ余裕がなさそう


私は何となく好きな具材とかを

大竹さんに伝え買ってきてもらう事に


車に戻って、車椅子をまた

積んでもらって何となく二人して溜息が出た。


「今日はありがとうな。スカイツリーがあんなに高いとは思わなかったわ。。」


乗ってすぐに帰りムードを出すあたり

先が見えた。


今日一日の事を

ダラダラと話しつつパンを食べているが


食べてるのは私だけだった


運転は集中したいからってことかも知れない

どうしたらいいか解らない


パンを袋から半分出して

食べられる状態にして差し出す方が良いのかな?


お腹空いてるよね


気がついたら話すことも無くなって

車内は朝と同じような空気に


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